解脱道論 第二巻|頭陀品第三

Document ID: SPEC-DHUTANGA-04 Source: 解脱道論 巻第二 頭陀品第三(梁・僧伽婆羅訳) Category: 02. Kernel Source Batch: 04 / 29 — 食糧I/O(乞食・次第乞食)


目次

MODULE 1:乞食の起動理由

項目内容
過患①他の請を受くれば則ち自業を妨ぐ
過患②人を悦ばすを為さず
過患③非法の比丘と膝を接して共坐せず
起動条件是の過患を知る。復た乞食の功徳を見る
実行他の請を受くるを断じ、乞食の法を受く

MODULE 2:乞食の功徳

#功徳原文
1進止自由心の願う所に依りて進止自由なり
2供饍を希わず特定の供養を期待しない
3懈怠を消除す怠惰が消える
4憍慢を断滅す驕りが断たれる
5滋味を貪らず美味への執着がない
6衆生を饒益す一切の衆生を利益する
7心に限礙無し常に四方に於いて心に障碍がない

MODULE 3:三種の請(断つべき外部入力)

#請の種類定義
1似食の請食事に似た招待
2就請特定の場への招待
3過請過分な招待

受: 此の三種の請を除きて乞食を受く 失: 三請を受くれば、是れ乞食を失う


MODULE 4:次第乞食の起動理由

項目内容
過患①次第の処に於いて多くの美味を得とも、則ち重ねて往かず
過患②若し其れ重ねて往かば、則ち常食を受く
過患③若し疑いの処有らば、亦た応に遠離すべし
起動条件是の過患を知る。復た次第の功徳を見る
実行非次の乞を捨てて次第の乞を受く

MODULE 5:次第乞食の功徳

#功徳原文
1平等の心平等の心を以て一切を饒益す
2憎嫉を除く憎嫉の悪を除く
3遊狎を断ず遊狎の過を断ず
4喚召を喜ばず呼ばれることを喜ばない
5多語を楽わず多く語ることを楽しまない
6宅舎を遠ざかる人の家から距離を置く
7疾行を離る急ぎ歩きをしない
8月の如し月の希に現れて人の瞻仰する所の如し

MODULE 6:次第乞食の定義・受・失

項目内容
定義始めて乞食を行じて聚落に入る。最後の家より初次と為す
巡回規則聚落に入った最後の家から順番に巡る
最後の家より初次として順に巡る
隣比を超越す(隣の家を飛ばす)

MODULE 7:乞食と次第乞食の関係

乞食次第乞食
何を断つか: 他の請(Push型入力)何を断つか: 超越の乞(スキップ巡回)
I/Oモデル: Push → Pull への切替巡回規則: 任意選択 → 順番巡回への切替
核心: 食の供給チャネルの制御権を自分に取り戻す核心: 食の取得先の選別権を手放す

乞食は「誰から受け取るか」を制御する。 次第乞食は「どこで受け取るか」を制御する。 二つで食糧入力の Who と Where が規定される。


三層クロスリファレンス

本バッチの項目大安般守意経Kernel 4.x(無碍解道論)
「進止自由」(自発的に動く)MODULE 2:数=外部入力の遮断、随=内部処理への完全同期Vol.1:障害検知(Nīvaraṇaの特定と遮断)
「平等の心を以て一切を饒益す」MODULE 7:四神足の欲神足=信、心神足=意+定Vol.4:全リソースマウント(五根五力七覚支八正道を単一マウント)
「憍慢を断滅す」MODULE 5:十二因縁の「愛」→「取」=執着の固定Vol.6:Root Access(心の直接操作 → 離欲)
「月の希に現れて人の瞻仰する所の如し」Vol.5:喜楽管理(高電圧と定常出力の区別)

STATUS: Kernel Source / 実践者参照用 NOTE: 乞食=他の請を断ず。次第乞食=隣比の超越を断ず。二つで食糧入力の「誰から」「どこで」を完全に規定する。残る「いつ」「いくら」「何回」は次バッチ(一坐食・節量食・時後不食)で規定される。


前バッチ → SPEC-DHUTANGA-03(衣類リソース:糞掃衣・三衣) 次バッチSPEC-DHUTANGA-05(食糧セッション:一坐食・節量食・時後不食)

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