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2,安般守意の諸定義 ― 一語に込められた多層構造
安般守意経の巻上は、冒頭の場面設定の直後から、「安般守意」という四文字に対して次々と異なる定義を与えていく。現代の読者はこの繰り返しに面食らうかもしれない。しかしこれは冗長ではない。同じ実践を異なる角度から照射することで、読者が自分の体... -
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3,守意の意義 ― 「著するところなき」の精密な定義
第三章 守意の意義 ― 「著するところなき」の精密な定義 第二章で十二の異なる定義を通じて安般守意の多面性を見た。本章では、その中核にある「守意」という概念そのものの意味を、経典がどこまで精密に定義しているかを見る。 第一節 著と非著 【原文... -
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4,守意の三輩と四楽 ― 三段階の防衛と四つの喜び
第三節 守意の三輩 ― 三段階の防衛 【原文】 守意有三輩。一者守使不生。二者已生當疾滅。三者事已行當從後悔計億萬劫復不作。 【書き下し】 守意に三輩有り。一には、守りて生ぜしめざらしむ。二には、已に生ぜば当に疾く滅すべし。三には、事... -
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5,六事の深層構造 ― 随の対応と三十七道品
第二章で六事(数・随・止・観・還・浄)の基本的な機能(遮・攝・定・離・一・守)を見た。本章では、その六事がシステムの深層でどのような「心の力」と同期しているのか、そして仏教の全修行体系(三十七道品)とどう対応するのかを解明する。 第一節 ... -
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6,六衰との関係 ― 感覚の多重防御
【原文】 已念息不生惡。亦數者共為遮意。不隨六衰故。行相隨為欲離六衰行。止為欲卻六衰行。觀為欲斷六衰行。還為欲不受六衰行。淨為欲滅六衰。已滅盡便隨道。 【書き下し】 已に息を念じて悪生ぜず。また数うる者は、共に意を遮ると為す。六衰... -
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7,数息の実践 ― 三事・内外の意・エラー診断
本章では、六事の最初の段階である「数息」の具体的な実践方法に入る。数息の目的、準備条件(三事)、実践中のエラー診断法(内意と外意の判別)、そしてカウントの順序の理由を、経典に即して詳解する。 第一節 数息の目的と息の長短への警告 【原文】&... -
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8,数息を得ざる原因 ― 本意と顛倒
第一節 本意を失う ― 四つの真理と最初の安らぎ 【原文】 不得數息者失其本意故。本意謂非常苦空非身。是意失墮顛倒故。亦為失師。師者初坐時第一入息得身安便次第行。失其本意故不得息。 【書き下し】 数息を得ざる者は、其の本意を失う故なり... -
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9,入息と出息の違い ― 五陰のマッピングとデータ処理
第一節 呼吸の方向と五陰の対応 【原文】 入息出息所以異者。出息為生死陰。入息為思想陰。時出息為痛痒陰。入息為識陰。是用異。道人當是意分別。 【書き下し】 入息と出息の異なる所以は、出息は生死陰と為り、入息は思想陰と為るなり。時に... -
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1,経文の冒頭 ― 釈迦の九十日間【佛説大安般守意經】巻上 原典詳解
安般守意の諸定義から六事の全展開まで カーネルソースコード詳解シリーズ 第二巻 Human OS Handbook 凡例 本書は後漢・安世高訳『佛説大安般守意經』巻上の全文を、以下の四層構造で一字一句追いかけるものである。 【原文】漢文テキスト(大正蔵 T602準...
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