Document ID: SPEC-DHUTANGA-07 Source: 解脱道論 巻第二 頭陀品第三(梁・僧伽婆羅訳) Category: 02. Kernel Source Batch: 07 / 29 — 常坐不臥(第13パラメータの詳細仕様)
目次
MODULE 1:常坐不臥の起動理由
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 過患 | 住する所の処に於いて睡眠懈怠す |
| 核心 | 住する場所が定まると、そこで睡眠と懈怠が生じる |
| 実行 | 惛臥を断じて常坐不臥を受く |
MODULE 2:常坐不臥の功徳
| # | 功徳 | 原文 |
|---|---|---|
| 1 | 怠処を断ず | 怠処を生ずるを断ず |
| 2 | 身の嫉を除く | 身の嫉を為すを除く |
| 3 | 染触の楽を離る | 触れて染まる楽を離れる |
| 4 | 纒睡少なし | まとわりつく眠りが少ない |
| 5 | 寂静多し | 常に寂静が多い |
| 6 | 禅勝を修するに堪う | 勝れた禅を修するに堪える |
MODULE 3:受と失
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受 | 睡臥を断ず |
| 失 | 若し寝ぬれば失と名づく |
失の条件は13パラメータ中、最も短く、最も厳格。寝れば失。
MODULE 4:13パラメータの完結
Batch 02で宣言された13パラメータは、Batch 03〜07で全ての詳細仕様が展開された。
| バッチ | カテゴリ | パラメータ |
|---|---|---|
| Batch 03 | 衣 | 糞掃衣・三衣 |
| Batch 04 | 食 | 乞食・次第乞食 |
| Batch 05 | 食 | 一坐食・節量食・時後不食 |
| Batch 06 | 住 | 無事処・樹下・露地・塚間・遇得処 |
| Batch 07 | 精進 | 常坐不臥 |
衣で身体を覆うものを規定した。 食で身体に入れるものを規定した。 住で身体を置く場所を規定した。 常坐不臥で身体の姿勢を規定した。
13パラメータで、人間の身体の物理的条件が全て規定された。
MODULE 5:常坐不臥の位置づけ
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| カテゴリ | 「勇猛」に相応する唯一の法 |
| Batch 02での表現 | 「寝寐を離る」(他の12パラメータは「断ず」) |
| 本バッチでの表現 | 「惛臥を断じて」「睡臥を断ず」 |
| 差異 | Batch 02の定義文では「離る」、起動・受の文脈では「断ず」 |
注意: 定義(Batch 02)と起動理由(本バッチ)で表現が異なる。定義では「離る」と柔らかく記述しながら、実際の受持の場面では「断ず」と記述している。定義上は距離を置くが、受持する覚悟は完全な切断である。
三層クロスリファレンス
| 本バッチの項目 | 大安般守意経 | Kernel 4.x(無碍解道論) |
|---|---|---|
| 「睡眠懈怠」(過患) | MODULE 2:数=外部入力の遮断(睡眠=意識の遮断状態) | Vol.1:障害検知(Nīvaraṇa第3=昏沈睡眠) |
| 「纒睡少なし」(功徳4) | MODULE 4:数息の長息法則(CPU負荷が高いほどレイテンシが長くなる) | Vol.2:18のノイズ除去(第7〜8=過剰精進と不足精進) |
| 「禅勝を修するに堪う」(功徳6) | MODULE 5:止の息心止=コアロック完了 | Vol.3〜4:信号サンプリング+全リソースマウント |
| 「寝ぬれば失」(失の条件) | MODULE 10:止観デュアルプロトコル「悪未だ尽きざれば道を見ず」 | Vol.6:Root Access(心の直接操作は定が安定して初めて可能) |
STATUS: Kernel Source / 実践者参照用 NOTE: 常坐不臥は13パラメータの最後であり、唯一「勇猛」に分類される。他の12パラメータが「何を持つか」「何を食べるか」「どこに住むか」を規定するのに対し、常坐不臥は「身体をどの姿勢に保つか」を規定する。衣食住を全て整えた上で、最後に身体そのものの在り方を決める。
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