逐語訳– tag –
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7,苦の止滅=渇愛の完全停止:転法輪経における滅諦の定義(SN56.11 1081-17〜18)
導入文(わかりやすく) 仏教は「苦しみがある」と述べるだけの教えではありません。苦には原因があり、その原因が取り除かれるなら、苦は完全に滅する――これを明確に示すのが、第三聖諦・滅諦です。 滅諦が語るのは、「我慢」や「気持ちの整理」ではあり... -
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6,「苦の原因」を一言で言うと何か?――集諦=渇愛(taṇhā)の同定狙い【14~16】
仏教は「人生は苦だ」と言うだけで終わりません。次に問うのは、なぜ苦が生まれるのかです。転法輪経(SN56.11)で、その原因として示されるのが 集諦(しったい)=渇愛(taṇhā)。渇愛とは、単なる欲望ではなく、満たされても終わらず、対象を変え... -
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5,「仏教は人生を悲観しているのか?―― 五取蘊という“苦の正体”」
導入文 転法輪経は、中道(八正道)を示した直後に、ただちに四聖諦の提示へ移行します。その切り替え点が 1081-11「Idaṃ kho pana, bhikkhave, dukkhaṃ ariyasaccaṃ(これこそが苦の聖なる真理である)」です。ここで仏陀は、修行の「方法(道)」を語る... -
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4,「中道は『中間』ではない:八正道が“眼と智”を生み、涅槃へ導くロジック」(SN 56.11 1081-9〜1081-10)
導入文本稿では、転法輪経(SN 56.11)1081-9〜1081-10を取り上げ、「中道」とは何かをパーリ語の文脈に即して説明していきます。中道は単なる“中間”や“ほどほど”ではなく、聖なる八正道そのものとして定義されます(1081-9)。さらに仏陀は、八正道を項目... -
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3,中道とは何か:八正道への確定(SN 56.11 1081-7〜1081-8)
導入文 本節(SN 56.11 1081-7〜1081-8)は、「中道とは何か」をはっきり定義する場面です。中道は、ただの“中庸”ではなく、見(洞察)と智(確かな理解)を生み、心を静め、最終的に涅槃へ導く実践の道だと示されます。そしてその中身は、ほかでもない八... -
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2,転法輪経における修行の設計原理――「二極端の否定」から「中道という機能する道」へ(1081‐3~6)
導入文 転法輪経(SN56.11)は、四聖諦を語る前に「修行の基本設計」をはっきり示します。世尊はまず、欲楽に溺れる生き方と、自己を痛めつける苦行という二つの極端を「修行に役立たない」として退けます。 そして代わりに、中道(majjhimā paṭipadā)を... -
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完結18,Anattalakkhaṇasuttaṃ 「非我相経」非我相経の結語部に見る「理解→無執取→漏尽解脱」――定型句(Idamavoca…/Attamanā…)と決裁句(anupādāya…vimucciṃsu)の論理構造
1 Bentou Hinomaru 2025年12月22日 14:07 導入文(記事冒頭用) 本稿では、SN 22.59「無我相経(Anattalakkhaṇasuttaṃ)」の結語部、すなわち 59-60〜62 を取り上げます。ここは、長い無我論証そのものの“内容”ではなく、説法が完結したこと、聴... -
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17,Anattalakkhaṇasuttaṃ 「非我相経」「解脱智」と四句定型――無我相経が示す悟りの確証(SN 22.59 59-58〜59)
Bentou Hinomaru 2025年12月22日 03:26 導入文 無我相経(SN 22.59)は、五蘊がいずれも「我ではない」ことを論理と観察によって明らかにし、修行がどのように解脱へ至るのかを段階的に示す経です。その最終部にあたる 59-58〜59 では、解脱が成立した後に... -
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16,Anattalakkhaṇasuttaṃ 「非我相経」如実観から解脱へ― 厭離(nibbidā)・離貪(virāga)・解脱(vimutti)の必然的連鎖(SN 22.59)59-55〜57
Bentou Hinomaru 2025年12月21日 17:08 本節(SN 22.59・59-55〜57)は、三段否定(netaṃ mama/nesohamasmi/na meso attā)による如実観が、五蘊への同一化をほどき、**厭離(nibbidā)→離貪(virāga)→解脱(vimutti)**へ必然的に展開することを要約す... -
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15,Anattalakkhaṇasuttaṃ 「非我相経」過去・未来・現在、内外、粗細、優劣、遠近——識を全て検証対象にする論理(59-53〜54)
1 Bentou Hinomaru 2025年12月21日 17:24 導入文本稿では、『無我相経』(SN 22.59)59-53〜54を扱う。59-53は、過去・未来・現在、内外、粗細、優劣、遠近の別を尽くして、あらゆる識が例外なく同一の検証対象であることを示す。続く59-54は、その全域に...
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