解脱道論 巻第九ー書き下し

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阿羅漢優波底沙(梁に大光と言う)造 梁の扶南三蔵僧伽婆羅訳

五通品第九

爾の時、坐禅人、是の如く已に定の自在を作す。第四禅に住して、能く五神通を起こす。謂わく身通・天耳通・他心智通・宿命通・天眼通なり。身通とは変の義なり。天耳とは人の耳を越ゆる義なり。他心智とは他の意を了する義なり。宿命とは前生を憶うる義なり。天眼通とは人の眼を過ぎて見る。

問う、幾種の変ぞ、阿誰か変を修する、云何が応に変を起こすべき。

答う、変に三種有り。謂わく受持変・作変・意所作変なり。

云何が受持変なる。彼の坐禅人、一を以て多と成し、多を以て一と成す。身を以て増長して、乃ち梵世に至る。此れを受持変と謂う。

云何が作変なる。彼の坐禅人、自性の身を捨てて童子の形を現す。或いは龍形を現す。或いは梵王形を現す。是の如き等、此れを作変と謂う。

云何が意所作変なる。彼の坐禅人、此の身より余の身を化作す。意の所造に随いて、一切の身分・諸根具足す。此れを意所作変と謂う。

復た次に、変に七種有り。謂わく智変・定変・聖変・業果報所生変・功徳人変・明術所造変・方便変なり。

問う、云何が智変なる。

答う、無常を現すを以て常想を断ずるを為す。智弁の変を成す。阿羅漢道を以て一切の煩悩を断ず。智弁を成す。此れを変智弁と謂う。長老薄拘羅の如し、長老僧吉栗者の如し、長老部吼多波羅の如し。此れを変智弁と謂う。

問う、云何が変定弁なる。

答う、初禅を以て諸蓋を断ちて、変定弁を成す。非想非非想定を以て無所有を断ちて、変定弁とす。長老舎利弗多、長老先時婆、長老昆檀若、欝多羅優婆夷、沙摩婆底優婆夷、此れを変定弁と謂う。

問う、云何が聖弁なる。

答う、若し比丘、不耐を楽わば、当に非不耐想に住すべし。非不耐想に住するを成す。若し比丘、非非耐を楽わば、当に不耐想に住すべし。不耐想に住するを成す。若し比丘、非不耐及び非非耐想を楽わば、当に非非耐想に住すべし。非非耐想に住するを成す。若し比丘、不耐及び非、非耐を楽わば、当に不耐想に住して、不耐想に住するを成すべし。若し取れば。

問う、云何が非不耐に於いて不耐想に住する。

答う、愛念処に於いて、不浄を以て満たしむ。或いは無常を以て取る。

問う、云何が不耐及び非不耐に於いて、非不耐想に住する。

答う、不愛念及び愛念処に於いて、或いは慈を以て満たしむ。或いは界を以て取る。

問う、云何が非不耐及び不耐に於いて、不耐想に住する。

答う、愛念及び不愛念処に於いて、或いは不浄を以て満たしむ。或いは無常を以て取る。

問う、云何が不耐及び非不耐に於いて、二句を離れて捨念現知に住する。

答う、此の比丘、眼を以て色を見て、歓喜せず憂えざるを成す。捨に住して念現知を成す。是の如く一切の門に於いてす。此れを聖弁と謂う。

問う、云何が業報より生ずる変なる。

答う、一切の諸天、一切の諸鳥、人なる者有り、悪趣に生ずる者有り。虚空に飛行して変を作す。此れを業報より生ずる変と謂う。

問う、云何が功徳有る人の変なる。

答う、転輪王、樹提長者、闍提長者、瞿師羅長者。復た説く、五の大功徳人の変有り。此れを功徳有る人の変と謂う。

問う、云何が明術所造の変なる。

答う、明術を持つ人、明術を読誦して、能く虚空に飛行す。或いは象を作すを現し、或いは馬に変作し、或いは車に変作し、或いは歩に変作す。種種の軍を現す。此れを明術所造の変と謂う。

問う、云何が方便変なる。

答う、出離を以て貪欲を断ず。羅漢道を以て一切の煩悩を断ず。陶師等の如く、其の業具足す。是に於いて正方便生ずるが故に、一切の事変ず。此れを方便変と謂う。

問う、云何が誰か変弁を修する。

答う、虚空に於いて九と為す。或いは虚空に於いて五と為す。一切入、第四禅を作すを以て自在なり。是れ其の変弁を修するなり。復た説く、色界の第四禅、勝を作すを以ての故に、是れ其の変弁を修するなり。復た説く、四禅の二自在、是れ其の変弁を修するなり。

問う、云何が当に変を起こすべき。

答う、此の比丘、欲定勝行相応の如意足を修す。精進定・心定・慧定も亦た是の如し。欲とは変を作すを欲楽するなり。定とは心乱れざるなり。彼の坐禅人、変を欲楽し、変の意、定を修行す。四種の精進を受持す。未だ生ぜざる悪不善法をして生ぜざらしめんが為なり。已に生じたる悪不善法をして断ぜしめんが為なり。未だ生ぜざる善法をして生ぜしめんが為なり。已に生じたる善法をして増長せしめんが為、忘れざらしめんが為、更に起こさしめんが為、修満せしめんが為なり。此れを勝行の成就と謂う。唯だ彼の三法、語言を満たすを為す。六分成就す。

如意足とは、如意を得んが為に道を作す。唯だ彼の法を如意足とす。復た次に、是れ欲定勝行の成就なり。此れを如意足と謂う。如意を得んが為に、初義を以て修するとは、彼の法を修し多く修す。此れを欲定勝行成就の如意足を修すと謂う。

彼の坐禅人、是の如く現に修す。是れ其の方便なり。或いは退し或いは住す。彼、精進を以て起こさしめて、精進定勝行成就の如意足を成す。若し彼の方便遅く、若し退し、若し驚怖せば、彼の心遅きに速相を作す。意、若し心退せば定心を作す。若し心驚怖せば捨相を作す。彼、心定勝行成就の如意足を成す。彼、若し煩悩心有ること無くんば、歓喜して饒益と不饒益とを分別し、諸法を修行す。是れ其の修する時なり。復た此の法、是れ修せざる時なり。彼、分別定勝行成就の如意足を成す。

彼の坐禅人、四如意足を修して、心を以て自在を作す。其の身、心に随い、其の心、身に随うを成す。彼の坐禅人、時に身を心に安んず。心を身に安んず。身を以て心を変ずるに由り、心を以て身を変ずるに由る。身を以て心を受持するに由り、心を以て身を受持するに由る。或いは楽想、或いは軽想、身に著す。著に於いて住を成す。

彼の坐禅人、是の如く現に修して、最も軽きを成す。其の身、最も軟に成し、最も受持すべきを成す。鉄丸の火の焼く所と為りて、意に随いて物を作すが如し。是の如く心を修するを以て、身軽きを成す。軽きを以ての故に第四禅に入る。安詳に念じて出で、能く虚空を分別す。智を以て受持す。是の如く虚空に於いて、此の身、当に起こすべしと。智を以て受持す。虚空に於いて起こるを成す。風の綿縷を吹くが如し。

是に於いて、初めの坐禅人、当に速やかに遠く行くべからず。何が故に、其の来たるに観を作す。当に怖畏を起こすべし。若し怖有らば、其の禅、退を成す。是の故に、初めの坐禅人、当に速やかに遠く行くべからず。次第を以て当に行くべし。最初、一尺を以て、漸漸に上りて観を以てす。復た彼の相に依りて精進を作す。一尋なり。此の方便を以て、次第に其の楽う所に随いて当に起こすべし。

問う、彼の坐禅人、虚空に於いて或いは禅より退せば、彼、虚空より転じて当に地に落つべきや。

答う、然らず。是れ其の先の坐処より起こるなり。若し遠く行かば、退する者は、還って先の坐処に至る。其の自身を見ること、先の坐の如し。神通人有り、是れ其の止の法なり。

彼の坐禅人、是の如く次第に観を作す。受持の自在を作すに至る。一種ならざる変を作す。一を以て多と成し、多を以て一と成す。或いは現に壁を徹し、牆を徹し、山を徹す。身行して障礙無きこと、猶お虚空の如し。地に於いて或いは没し或いは出づること、猶お水に在るが如し。水の上を行くこと、猶お地を行くが如し。虚空を行くこと、猶お飛鳥の如し。手もて日月を摸す。是の如き大神通、是の如き大力の身、乃ち梵世に至るまで起こす。

一を以て多と成すとは、一を以て多ならしむ。或いは一百、或いは一千、或いは一万等なり。変じて第四禅に入り、安詳に出で、次第に智を以て受持す。「我れ当に多く多を成すべし」と。小路阿羅漢の如し。

多を以て一と成すとは、多を転じて一と為さんと欲す。智を以て受持す。「我れ当に多を転じて一と成すべし」と。長老小路阿羅漢の如し。

或いは現し或いは現せず。壁を徹し、牆を徹し、山を徹す。行くに障礙無きこと、猶お虚空の如し。彼の坐禅人、是の如く虚空一切入を修行するを以て、第四禅に入り、安詳に出で、壁を徹し、牆を徹し、山を徹す。已に転を成して転ず。智を以て受持す。「此れ当に虚空と成るべし」と。已に虚空と成る。彼の坐禅人、虚空に於いて、壁を徹し、牆を徹し、山を徹す。行くに障礙無きこと、猶お虚空の如し。

或いは現すとは、何の義ぞ。開くなり。或いは現せずとは、何の義ぞ。開かざるなり。彼の坐禅人、開かざるを開かしむ。壁を徹し、牆を徹し、山を徹す。行くに障礙無し。此れ何の義ぞ。

地に於いて出没を作さしむること、猶お水に在るが如し。彼の坐禅人、是の如く心を以て水一切入を修行す。第四禅に入り、安詳に出で、地を転じて隔を作す。智を以て受持す。「此れ当に水と成るべし」と。彼の坐禅人、地に於いて出没を成す。猶お性の水の如し。

水の上を行くに、心障礙せず。猶お地を行くが如し。彼の坐禅人、是の如く心を以て地一切入を修行す。第四禅に入り、安詳に出で、水を転じて隔を作す。智を以て受持す。「此れ当に地と成るべし」と。已に地と成る。彼の坐禅人、水に於いて行くに障礙せず。性の地を行くが如し。

虚空を行くこと、猶お飛鳥の如し。是に於いて三行あり。歩行・風行・心行なり。是に於いて、坐禅人、地一切入の定を得て、虚空に於いて道路を受持して歩を以て行く。若し風一切入の定を得れば、風を受持すること、綿縷の如く、風の如く行く。心行を以て身心を満たしむ。或いは楽想、或いは軽想。身に著するを以て、身已に軽し。心行を以て行くこと、飛鳥の如し。是の如く心行を以て、已に行く。

手もて日月を摸す。是の如き神通、是の如き神力なり。彼の坐禅人、禅人有り、神通有り、心の自在を得。是を以て心を修行し、第四禅に入る。安詳に出で、手もて日月を摸す。智を以て受持す。「此れ当に近く手と成るべし」と。彼、近く手と成る。彼の坐禅人、或いは坐し或いは臥して、手を以て日月を捫摸す。身を起こして乃ち梵世に至る。

彼の坐禅人、神通有り、心の自在を得て、梵世を行くを楽う。是の如く四如意足、是の如く心を修行するを以て、遠に於いて近を受持し、近に於いて遠を受持す。或いは多を少に受持し、或いは少を多に受持す。天眼を以て梵天の色を見、天耳を以て梵天の声を聞き、他心智を以て梵天の心を知る。

彼の坐禅人、三行あり。二行を以て梵世を行く。是の法、一切に於いて受持す。変、受持変なり。

受持変已に竟る

(続く)


つづきを

1月29日

続きを書き下し文にいたします。


爾の時、坐禅人、変の意を起こさんと欲す。是の如く四如意足を修して、心を以て自在を得。身を心に安んじ、心を身に安んず。身を以て心を安んずるに由り、心を以て身を安んずるに由る。身を以て心を受持するに由り、心を以て身を受持するに由る。或いは楽想、或いは軽想、身に著す。已に身に著し、已に身に著して、已に著して住を成す。

是の如く坐禅人、現に修す。其の身、最も軟に成し、最も軽く、受持すべきを成す。鉄丸の火の焼く所と為りて、意に随いて物を作すが如し。是の如く坐禅人、已に是の如く修行す。心、軟に成して受持すべきを成す。身心を満たしむ。

彼の坐禅人、若し自らの形色を除きて、童子の形を作さんと楽わば、第四禅に入り、安詳に出で、次第に童子の形に転ず。已に転じて智を以て受持す。「我れ当に童子の形と成るべし」と。是の如く作意して童子の形と成る。是の如く龍形、鳳凰形、夜叉形、阿修羅形、帝釈形、梵形、海形、山形、林形、師子形、虎形、豹形、象馬形、歩軍形なり。已に転じて智を以て受持す。「我れ当に歩行軍と成るべし」と。是の如く作意して歩行軍と成る。

問う、受持変と作変と何の差別ぞ。

答う、受持変を以ては形色を捨てずして受持す。作変を以ては形色を捨つ。此れを差別と謂う。

作変已に竟る


爾の時、坐禅人、意所造の変を起こさんと欲す。是の如く心の自在を得て、如意足を修す。第四禅に入り、安詳に出で、其の身内に於いて作意す。猶お空瓶の如し。彼の坐禅人、是の如く作意す。空なる自身の内に於いて、其の楽う所に随いて変化を為す。其の当に成るべきに随いて転ず。已に転じて智を以て受持す。其の当に成るべきに随う。是の如く作意す。相似に随うを成す。此の方便を以て多く変化を作す。変化を作し已りて行を成す。

若し坐禅人、所化の身を以て梵世に向かわんと欲せば、梵世の前に於いて、即ち自身を化して梵形の如くす。意の所造に随いて、一切の身分具足し、諸根少なきこと無し。若し神通人、此に於いて逍遥せば、彼の所化の人も亦た復た逍遥す。若し神通人、此に於いて若し坐し臥して、煙焔を現出し、若し問い若し答えば、彼の所化の人も亦た坐し亦た臥し、亦た煙焔を出だし、亦た問い亦た答う。是れ其の神通の所造の変化なり。彼の所化の人、亦た随いて是の如き等を作すを以てす。

意所造変已に竟る


云何が散句なる。変の所造の色、時に至りて分別す。是の時、彼現れず。未だ時に至らざるに分別す。其の間に於いて説を楽う。彼、受持して現れざるを成す。若し分別を作さざる時は、念念に現れず。化人に於いて寿命根無し。所化の飲食、事変の種智、九事を成す。小事・大事・不可説事・過去事・未来事・現在事・内事・外事・内外事なり。

散句已に竟る


天耳

問う、天耳は誰か起こす、云何が当に起こすべき。

答う、八一切入、彼の二一切入、第四禅に於いて自在を得。自性の耳より天耳界を起こす。復た説く、云何が色界、四禅に於いて自在を得、是れ其の能く起こすなり。復た説く、四禅に於いても亦た起こす。

問う、云何が当に起こさしむべき。

答う、初めの坐禅人、是の如く四如意足を修して、心を以て自在を得。第四禅に入り、安詳に出で、次第に自性の耳界に依る。若し遠き声、声相を作意す。或いは近き声、声相を作意す。若し大声、大声相を作意す。若し細声、細声相を作意す。若し東方の声、声相を作意す。是の如く一切の方に於いてす。

彼の坐禅人、是の如く心を修行して清白なり。耳界を以て清浄にし、心行をして増長せしむ。彼の坐禅人、天耳界を以て清浄にして、人の耳を過ぎて両声を聞く。謂わく天声・人声、或いは遠き、或いは近きなり。

是に於いて先師説く、初めの坐禅人、先ず自身の衆生の声を聞く。此れより復た身外の衆生の声を聞く。此れより復た所住の処に依る衆生の声を聞く。是の如く次第に作意増長す。

復た説く、初めの坐禅人、是の如く先ず自身の衆生の声を聞くこと能わず。何を以ての故に、細声を聞くこと能わざればなり。自性の耳を以て其の境界に非ず。初めの坐禅人、遠き螺鼓等の声、彼の声、自性の耳に依る。天耳智を以て、応に声相を作意すべし。天耳智を起こさしむ。或いは細声、或いは大声、或いは遠声、或いは近声、唯だ天耳のみ応に取るべし。

是に於いて、初めの坐禅人、最も畏るべきに作意すべからず。何を以ての故に、受くべき声に於いて、応に欲愛を説くべし。畏るべき声に於いて、応に驚怖を説くべし。耳畏れて智なればなり。彼、三事を成す。小事・現在事・外事なり。若し自性の耳を失わば、天耳界も亦た失う。

是に於いて声聞の自在を得れば、千世界の声を聞く。彼より縁覚は最も多し。如来は無数を聞く。

天耳已に竟る


他心智

問う、他心智は誰か能く起こす、云何が応に起こすべき。

答う、光一切入、第四禅に於いて自在を得て、天眼を得て、他心智を起こす。

云何が応に起こすべきとは、初めの坐禅人、是の如く四如意足を修して、心を以て自在を得。清白にして不動に至る。光一切入、第四禅に入る。安詳に出で、初めより光を以て其の身を満たしむ。天眼を以て其の自心の意色を見る。此れ色に依りて意識起こる。是の如く知る。自心の変を以て色の変を見る。此の色、喜根の所起より起こる。此の色、憂根の所起より起こる。此の色、捨根の所起より起こる。

若し喜根と相応する心現に起これば、意色、酪酥の色の如し。若し憂根と相応する心現に起これば、紫の色の如きを成す。若し捨根と相応する心現に起これば、蜜の色の如きを成す。若し愛欲と相応する心現に起これば、黄の色の如きを成す。若し瞋恚と相応する心現に起これば、黒の色の如きを成す。若し無明と相応する心現に起これば、濁の色の如きを成す。若し信と相応し及び智と相応する心現に起これば、清き色の如きを成す。

彼の坐禅人、是の如く自身の変を以て、色の変を分別す。爾の時、光を以て他の身を満たしむ。天眼を以て他の心の意色を見る。彼、心の変を以て色の変を分別す。色の変を以て心の変を分別す。是の如く分別して他心智を起こす。已に他心智を起こして、色の変の分別を除き、唯だ心の事を取る。

彼の坐禅人、是の如く心を修行して清白なり。或いは愛有る心、愛有る心を知る。或いは愛無き心、愛無き心を知る。若し瞋恚有る心、瞋恚有る心を知る。若し瞋恚無き心、瞋恚無き心を知る。是の如く一切知るべし。

他心智は、其の事八なり。小事・大事・道事・無量事・過去事・未来事・現在事・外事なり。彼の無漏の他心は凡夫の境界に非ず。無色処に生ずる衆生の心は、唯だ仏の境界なり。

若し声聞、自在を得れば、一千世界の心を知る。此れより縁覚は最も多し。如来は無量なり。

他心智已に竟る


宿命智

問う、宿命智は誰か能く起こす。幾種の宿命智ぞ、云何が応に起こすべき。

答う、八一切入の二一切入、第四禅に於いて心の自在を得。是れ其の能く宿命智を起こすなり。復た説く、云何が色界処、答う、第四禅に於いて心の自在を得。是れ其の能く起こすなり。復た説く、四禅に於いて起こるを得。

幾種の宿命ぞ。答う、三種の宿命なり。一には多持生、二には生所造、三には修行所成なり。

是に於いて、多持生とは、四行を以て宿命智を憶う。彼の相を善く取るが故に、彼の分相を見るが故に、諸根分明なるが故に、彼の性を摂するが故に。此の四行、多持生、宿命を憶う。彼に於いて最勝なるは、彼、七宿命を憶う。諸天・諸龍・諸鳳凰、生所成を以て宿命を憶う。彼に於いて最勝なるは、十四宿命を憶う。修行所成とは、如意足を修するなり。

問う、云何が応に宿命を起こすべき。

答う、初めの坐禅人、是の如く四如意足を修して、信を以て自在を得。清白にして不動に至る。現の坐処より、一日に於いて作す所の事、或いは身を以て、或いは意を以て、或いは口を以て、一切の事を憶う。是の如く夜に於いて作す所、是の如く一日・二日、次第に乃ち一月に至るまで、彼の一切の事を憶う。是の如く二月に作す所の事、是の如く次第に乃ち一年に至るまで作す所の事、是の如く二年・三年・百年に作す所の事、是の如く乃ち初生に至るまで作す所の事、彼の一切を憶う。

爾の時、久遠の過去の心・心数法有り、後生の心・心数法現に生ず。初めの心・心数法に依りて生ずるを得。心の相続の生を以て、因縁を現観す。識の流転を憶う。両倶に断ぜず。此の世の生に於いて、彼の世の生に於いてす。

彼の坐禅人、是の如く心を修行して清白なり。宿命を憶うこと一種ならず。是の如く一生・二生・三生・四生等、是の如く一切なり。初めの坐禅人、此の生に於いて、已に一切を憶う。

若し坐禅人、彼の生を憶うこと能わずんば、彼、精進を捨つべからず。更に重ねて禅を起こさしむ。已に禅を起こして、善く自在ならしむ。鏡を磨く法の如し。善く已に自在を得れば、現に初めの如く憶う。彼に於いて憶うを成す。若し自ら一生より、彼の心を出だして憶うを成す。彼、最も楽しみ、已に方便を見る。畜生の生を憶うべからず。及び無色の生、及び無想の生、憶うべからず。無想の性の故なり。長老輸毘多、彼に於いて最勝の宿命智を憶う。

七種、小・大・不応説・過去・内・外、内外なり。過去に於いて已に得る所の道果、或いは国、或いは村、当に憶うべし。彼、過去想を成す。宿命智を憶う。智より陰の相続を憶う。宿命智、此れより外道、四十劫を憶う。彼を過ぎては憶うこと能わず。身、力無きが故に。

聖声聞は一万劫を憶う。此れより最大の声聞、彼より最大の縁覚、彼より如来正遍覚、自他の宿命及び行及び処、一切なり。余は唯だ自の宿命を憶う。少しく他の宿命を憶う。正遍覚は其の楽う所に随いて一切を憶う。余は次第に憶う。正遍覚は若し三昧に入り、若し三昧に入らず、若し三昧に入らずして常に憶う。余は唯だ三昧に入りて宿命を憶う。

宿命智已に竟る


(続く)

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0:10

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天眼

問う、天眼は誰か起こす。幾種の天眼ぞ、云何が能く天眼を起こす。

答う、光明九と為す。或いは光明五と為す。或いは光明一切入の事。第四禅に於いて自在を得。眼性有り、是れ其の能く起こす所なり。

幾種の天眼とは。答う、二種の天眼なり。業果報所成、修行所成なり。是に於いて、典蔵の天眼は、果報より成ずる所なり。是を以て宝蔵を見るを得。或いは珠有り、或いは珠無し。修行所成とは、四如意足を修行するなり。

云何が能く天眼を起こすとは、初めの坐禅人、是の如く四如意足を修して、心を以て自在を得。清白にして不動に至る。光一切入、第四禅に入る。光想を作意し、及び日想を受持す。此の日、夜の如し。此の夜、日の如し。心を以て障礙無く、著する所無し。心を現に修行して、光明有るを成す。

彼の坐禅人、其の心を修行して、光明有るを成す。闇の障礙無く、日の光明を過ぐ。彼の坐禅人、是の如く心を修行す。光明を以て内に満たしむ。色の形を作意す。智を以て光明を満たしむ。彼は天眼に非ず。智を以て内の光明の色を見る。此れを天眼と謂う。

彼の坐禅人、天眼を以て清浄にして人の眼を過ぎ、衆生の或いは終し或いは生じ、或いは麁、或いは妙、或いは善色、或いは醜色、善趣に生じ、悪趣に生ずるを見る。業の作す所の如し。是の如く一切の衆生なり。

是に於いて、若し能く天眼を起こさば、此の煩悩、彼の応に断ずべき所なり。謂わく疑・不正憶・懈怠・睡眠・慢・邪喜・悪口・急疾の精進・遅緩の精進・多語・種種の想・最も色を観ずるなり。此の煩悩、此れを以て一一に成就すれば、若し天眼を起こさしむれば、其の定、退を成す。若し其の定退すれば、光明も亦た失う。色を見ることも亦た失う。是の故に、彼の煩悩、善く応に断ずべし。

若し已に此の煩悩を断ずとも、若し復た定の自在を得ずんば、不自在を以て、天眼小なるを成す。彼の坐禅人、小なる天眼を以て、少しき光明を知り、色を見ることも亦た小なり。

是の故に世尊説く、「是の時、我れ小定なり。是の時、我れ小眼なり。我れ小眼を以て、少しき光明を知る。我れ小色を見る。是の時、我れ無量の三昧なり。是の時、我れ無量の天眼なり。我れ此の無量の天眼を以て、我れ無量の光明を知る。我れ無量の色を見る」と。

是に於いて、初めの坐禅人、愛すべき色に非ず、畏怖すべき色に非ず。初めに説くが如し。天眼を過ぎて五種の事あり。謂わく小事・現事・内事・外事・内外事なり。天眼に依りて四智を生ず。未来分智・自所作業智・如行業智・業果報智なり。

是に於いて、未来分智を以て、未来の色の当に起こるべきを知る。自所作業智を以て、他人の所造の業を見る。此の業を以て、此の人、当に彼の趣に往くべしと。如行業智を以て、人の趣に生ずるを見る。此の業を以て、此の人、先に此れに生ずと之を知る。業果報智を以て、此の時に至り、此の趣に至り、此の煩悩に至り、此の方便に至る。此の業、応に熟すべし。此の業、応に熟すべからず。此の業、応に多く受くべし。此の業、応に少しく受くべしと、之を知る。

是に於いて、声聞、自在を得れば、一千世間を見る。此れより縁覚は最も多く見る。如来は無量を見る。

天眼已に竟る


是に於いて此の散句なり。天眼を以て色を見るを為す。一種の定を修行するに、唯だ色を見て声を聞かず。若し天耳を以て声を聞くを為さば、一種の定を修行するに、唯だ声を聞きて色を見ず。若し見聞の二を為さば、倶に定を修行すれば、亦た見、亦た聞く。若し見聞、他心を知るを為さば、定に於いて修行すれば、亦た見、亦た聞き、亦た他心を知る。若し一方を見るを為さば、定に於いて修行すれば、余の方を見ず。聞かず、他心を知らず。若し少しく定に於いて修行せずんば、一切の方に於いて、亦た見、亦た聞き、亦た他心を知る。

五神通は、世間の神通、有漏、色界に繋がる、凡夫と共なり。若し善神通は、学人及び凡夫と共、或いは阿羅漢、無記の神通なり。五神通は、無色界に生ずるに於いてせず。

解脱道、神通道を説くこと已に竟る


解脱道論 分別慧品第十

問う、云何が慧なる。何の相ぞ、何の味ぞ、何の起ぞ、何の処ぞ、何の功徳ぞ。慧とは何の義ぞ。幾の功徳ありて波若を得る。幾種の波若ぞ。

答う、意の事、見の如し。此れを波若と謂う。復た次に、作意して饒益と不饒益とを作意す。荘厳を作意す。此れを波若と謂う。

阿毘曇の中に説くが如し。云何が波若なる。是の波若、是の慧、是の智、是の択法、妙相、随観なり。彼の観、聡明、暁了、分別、思惟、見、大いに悟り易し。牽の正智、慧鉤、慧根、慧力、慧仗、慧殿、慧光、慧明、慧灯、慧実なり。愚癡ならず、法を択び、正見なり。此れを波若と謂う。

達を相と為す。択を味と為す。愚癡ならざるを起こすと為す。四諦を処と為す。復た次に、義を了し光明なるを相と為す。正法に入るを味と為す。無明の闇を除くを起こすと為す。四弁を処と為す。

何の功徳とは、波若、無量の功徳あり。当に略して此の偈を聞くべし。

 慧を以て諸戒を浄む 禅に入るも亦た二慧  慧を以て諸道を修す 慧を以て彼の果を見る  波若を勝善と為す 慧眼最も無上なり  慧の退は是れ穢汚 慧の増長は無上なり  慧は諸の外論を破す 世の至る所の著に非ず  慧有る人最も妙なり 善語言を顕説す  此の世及び彼の世 解脱して苦楽を聞く  諸義及び精進 勇猛なる慧有る人  悉く此の諸法を見る 因縁の諸語言  教誡及び名色 彼即ち四諦の語  是れ慧有る境界 慧を以て衆悪を除く  愛・瞋恚・無明 智を以て生死を除く  余の除くべからざるを除く

問う、慧とは何の義ぞ。

答う、智の義なり。能く除くを義と為す。

幾の功徳ありて慧を得るとは。十一の功徳なり。修多羅の義を尋ぬ。善事多し。居を清浄にす。止観。四諦。分明の処を作す。心停住して常に禅に在り。蓋無き心。無智慧の人を離る。智慧の人を修行して楽著す。

幾種の慧とは。答う、二種・三種・四種なり。

問う、云何が二種の慧なる。

答う、謂わく世慧・出世慧なり。是に於いて、聖道果と相応する慧、是れ出世慧なり。余は是れ世慧なり。世慧とは、有漏・有結・有縛、是れ流、是れ厄、是れ蓋、是れ所触、是れ趣、是れ煩悩有り。出世慧とは、無漏・無結・無縛・無流・無厄・無蓋・無所触・無趣・煩悩無し。

三種の慧とは、思慧・聞慧・修慧なり。是に於いて、他より聞かず、若し自ら業智を作さば、若し随って諦の相応の智を得れば、功徳処に於いて、乃ち明処なり。此れを思慧と謂う。此の処に於いて、他より聞きて慧を得。此れを聞慧と謂う。若し三昧に入れば、彼の慧、悉く修す。是れ修慧なり。

復た次に、三種の慧あり。来を暁了し、去を暁了し、方便を暁了す。是に於いて、現に作意す。此の不善の法、退を成す。善法、増長を成す。是に於ける慧、此れを来の暁了と謂う。復た作意す。此の不善の法、増長す。善法、退を成す。是に於ける慧、此れを去の暁了と謂う。此の一切の方便の慧に於いて、此れを方便の暁了と謂う。

復た次に、三種の慧あり。聚慧・不聚慧・非聚非非聚慧なり。三地の善慧、此れを聚慧と謂う。四道に於ける慧、是れを不聚慧と謂う。四地及び果報に於いて、三地の事に於ける有記の慧、此れを非聚非非聚慧と謂う。

四種の慧とは、自作業智・随諦相応智・道等分智・果等分智なり。是に於いて、十処の正見、是れを自作業智と謂う。若し陰を見るに、或いは無常、或いは苦、或いは無我、是の如き相似の忍、此れを随諦相似の智と謂う。四道に於ける慧、此れを道分智と謂う。四果に於ける慧、此れを果等分智と謂う。

復た次に、四種の慧あり。欲界慧・色界慧・無色界慧・無繋慧なり。是に於いて、欲界の善有記の慧、此れを欲界慧と謂う。色界の善有記の慧、此れを色界慧と謂う。無色界の善有記の慧、此れを無色界慧と謂う。道果に於ける慧、此れを無繋慧と謂う。

復た次に、四種の慧あり。法智・比智・他心智・等智なり。四道に於いて及び四果に於ける慧、此れを法智と謂う。彼の坐禅人、此の法智を以て、過去・未来・現在の智を成就す。久しき過去も亦た智なり。未来も亦た智なり。此の諦の智、此れを比智と謂う。他の心を知る、此れを他心智と謂う。此の三智を除く余の慧、此れを等智と謂う。

復た次に、四種の慧あり。有る慧、聚を為して非聚を為さず。有る慧、非聚を為して聚を為さず。有る慧、聚を為し亦た非聚を為す。有る慧、聚を為すに非ず、非聚を為すに非ず。是に於いて、欲界の善慧、是の慧、聚を為して不聚を為さず。四道に於ける慧、非聚を為して聚を為さず。色界及び無色界の善慧、是の慧、聚を為し亦た非聚を為す。四地の果報に於いて、三地の事に於ける有記の慧、是の慧、聚を為すに非ず、亦た非聚を為すに非ず。

復た次に、四種の慧あり。有る慧、厭患を為して達を為さず。有る慧、達を為して厭患を為さず。有る慧、厭患を為し亦た達を為す。有る慧、厭患を為さず、亦た達を為さず。是に於いて、欲を厭うを為す慧、神通を通達せず、及び四諦を通達せず。此れを慧、厭患を為して達を為さずと謂う。現に欲を厭うるを得。慧を以て神通を達して四諦を達せず。此れを波若、達を為して厭患を為さずと謂う。四道に於ける慧、厭患を為し亦た達を為す。余の慧、厭患を為さず、亦た達を為さず。

復た次に、四種の慧あり。義弁・法弁・辞弁・楽説弁なり。義に於ける智、此れを義弁と謂う。法に於ける智、此れを法弁と謂う。説の辞に於ける慧、此れを辞弁と謂う。智の智に於いて、此れを楽説弁と謂う。因果に於ける智、義弁なり。因に於ける智、法弁なり。法弁、楽説、辞弁なり。智の智に於いて、楽説弁なり。

復た次に、苦及び滅に於ける智、此れを義弁と謂う。集及び道に於ける智、此れを法弁と謂う。法を説く辞に於いて、此れを辞弁と謂う。智の智に於いて、此れを楽説弁と謂う。

復た次に、法を知る者、謂わく修多羅・祇夜・闍柯羅・界・伽陀・優陀那・伊底都地・跋多伽・闍多伽・阿浮多達摩・鞞仏略、此れを法弁と謂う。彼の此の義を知る。此の所説の法、是れ其の義なり。此れを義弁と謂う。法を説く辞の智、此れを辞弁と謂う。智の智に於いて、此れを楽説弁と謂う。

復た次に、眼に於ける智、此れを法弁と謂う。眼の智、見を為す。此れを義弁と謂う。法を説く辞の智に於いて、此れを辞弁と謂う。智の智に於いて、此れを楽説弁と謂う。

復た次に、四種の慧あり。苦智・苦集智・苦滅智なり。是に於いて、道等分智、苦と相応する智、苦智なり。苦集と相応する智、集智なり。苦滅の修行と相応する智、具足智なり。道智なり。

解脱道 分別慧品已に竟る

解脱道論 巻第九

『解脱道論』巻第九(五通品、分別慧品)の記述です。 五つの神通(神足・天耳・他心・宿命・天眼)の修行法と、慧(智慧)の分類・定義について説かれています。

原文の文字はそのままに、問答の区切りや論理展開に合わせて改行・段落分けを行い、読みやすく整理しました。


解脱道論卷第九

阿羅漢優波底沙(梁言大光)造 梁扶南三藏僧伽婆羅譯

五通品第九

爾時坐禪人。如是已作定自在。住於第四禪。能起五神通。 所謂身通、天耳通、他心智通、宿命通、天眼通。

  • 身通者: 變義。
  • 天耳者: 越人耳義。
  • 他心智者: 了他意義。
  • 宿命者: 憶前生義。
  • 天眼通者: 過人眼見。

【身通(神足通)】

問: 幾種變阿誰修變。云何應起變。 答: 變有三種。謂受持變。作變。意所作變。

  • 云何受持變: 彼坐禪人以一成多、以多成一。以身増長乃至梵世。此謂受持變。
  • 云何作變: 彼坐禪人捨自性身現童子形。或現龍形。或現梵王形。如是等。此謂作變。
  • 云何意所作變: 彼坐禪人從此身化作餘身。隨意所造一切身分諸根具足。此謂意所作變。

復次變有七種。所謂智變、定變、聖變、業果報所生變、功徳人變、明術所造變、方便變。

  • 云何智變: 答以現無常爲斷常想。成智辯變。以阿羅漢道斷一切煩惱。成智辯。此謂變智辯。如長老薄拘羅。長老僧吉栗者。長老部吼多波羅。此謂變智辯。
  • 云何變定辯: 答以初禪斷諸蓋成變定辯。以非想非非想定斷無所有變定辯。長老舍利弗多。長老先時婆。長老昆檀若。欝多羅優婆夷沙摩婆底優婆夷。此謂變定辯。
  • 云何聖辯: 答若比丘樂於不耐。當住非不耐想。成住有非不耐想。若比丘樂於非非耐。當住不耐想。成住有不耐想。若比丘樂於非不耐及非非耐想。當住非非耐想。成住有非非耐想。若比丘樂於不耐及非非耐當住不耐想成住有不耐想若取。
    • 問: 云何於非不耐住不耐想。答: 於愛念處以不淨令滿。或以無常取。
    • 問: 云何於不耐及非不耐。住非不耐想。答: 於不愛念及愛念處。或以慈令滿。或以界取。
    • 問: 云何於非不耐及不耐。住不耐想。答: 於愛念及不愛念處。或以不淨令滿。或以無常取。
    • 問: 云何於不耐及非不耐。離二句住捨念現知。答: 此比丘以眼見色。成不歡喜不憂。成捨住念現知。如是於一切門。此謂聖辯。
  • 云何從業報生變: 答一切諸天一切諸鳥。有人者有惡趣生者。飛行虚空作變。此謂從業報生變。
  • 云何有功徳人變: 答轉輪王。樹提長者。闍提長者。瞿師羅長者。復説有五大功徳人變。此謂有功徳人變。
  • 云何明術所造變: 答持明術人。讀誦明術。能飛行虚空。或現作象。或變作馬。或變作車。或變作歩。現種種軍。此謂明術所造變。
  • 云何方便變: 答以出離斷貪欲。以羅漢道斷一切煩惱。如陶師等其業具足。於是正方便生故。一切事變。此謂方便變。

問: 云何誰修變辯。 答: 於虚空爲九。或於虚空爲五。一切入以作第四禪自在。是其修變辯。復説色界第四禪以作勝故。是其修變辯。復説四禪二自在。是其修變辯。

問: 云何當起變。 答: 此比丘修欲定勝行相應如意足精進定心定慧定。亦如是欲者欲樂作變。定者心不亂。 彼坐禪人欲樂變變意修行定。受持四種精進。未生惡不善法爲不生。已生惡不善法爲斷。未生善法爲生。已生善法爲増長爲不忘。爲更起爲修滿。 此謂勝行成就者。唯彼三法爲滿語言。六分成就。如意足者。爲得如意作道。唯彼法如意足。復次是欲定勝行成就。此謂如意足。爲得如意。以初義修者。修彼法多修。此謂修欲定勝行成就如意足。 彼坐禪人。如是現修。是其方便。或退或住。彼以精進令起成精進定勝行。成就如意足。若彼方便遲若退若驚怖。彼心遲作速相。意若心退作定心。若心驚怖作捨相。彼成心定勝行。成就如意足。彼若無有煩惱心。歡喜分別饒益不饒益。修行諸法。是其修時。復此法是不修時。彼成分別定勝行。成就如意足。

身心の軽安と虚空行: 彼坐禪人修四如意足。以作自在心。其身隨心其心成隨身。彼坐禪人於時安身。於心安心於身。以由身心變。以由心身變。以由身心受持。以由心身受持。或樂想或輕想著於身。於著成住。 彼坐禪人如是現修成最輕。其身成最軟最堪受持。如鐵丸爲火所燒隨意作物。如是以修心成身輕。以輕故入第四禪。安詳念出能分別虚空。以智受持。如是於虚空此身當起。以智受持。於虚空成起。如風吹綿縷。

於是初坐禪人。不當速遠行。何故其來作觀。當起怖畏。若有怖其禪成退。是故初坐禪人。不當速遠行。以次第當行。最初以一尺漸漸上以觀。復依彼相作精進一尋。以此方便次第隨其所樂當起。 問: 彼坐禪人於虚空或從禪退。彼從虚空轉當落地耶。 答: 不然。是從其先坐處起若遠行。退者還至先坐處。其見自身如先坐。有神通人。是其止法。

種々の変化と神通力: 彼坐禪人。如是次第作觀。至受持自在作。不一種變。以一成多。以多成一。或現徹過壁徹過牆徹過山。身行無礙猶如虚空。於地或沒或出猶如在水。於水上行猶如行地。行於虚空猶如飛鳥。手摸日月。如是大神通如是大力身。乃起至于梵世。

  • 以一成多者: 以一令多。或一百或一千或一萬等。以變入第四禪安詳出。次第以智受持。我當多成多。如小路阿羅漢。
  • 以多成一者: 欲轉多爲一。以智受持。我當轉多成一。如長老小路阿羅漢。或現或不現。
  • 壁山を徹過: 徹過壁徹過牆徹過山。行不障礙猶如虚空。彼坐禪人。如是以修行虚空一切入。入第四禪安詳出。徹過壁徹過牆徹過山。已轉成轉以智受持。此當成虚空。已成虚空。彼坐禪人於虚空。徹過壁徹過牆徹過山。行不障礙猶如虚空。或現者何義開。或不現者何義。不開。彼坐禪人不開令開。徹過壁徹過牆徹過山。行不障礙。此何義。
  • 地中出没: 於地令作出沒猶如在水。彼坐禪人。如是以心修行水一切入。入於第四禪。安詳出轉地作隔。以智受持。此當成水彼坐禪人於地成出沒。猶如性水。
  • 水上歩行: 於水上行。心不障礙。猶如行地。彼坐禪人。如是以心修行地一切入。入第四禪。安詳出轉水作隔。以智受持。此當成地。已成地彼坐禪人。於水行不障礙。如行性地。
  • 空中飛行: 行於虚空猶如飛鳥。於是三行歩行風行心行。於是坐禪人得地一切入定。於虚空受持道路以歩行。若得風一切入定。受持風如綿縷如風行。以心行令滿身心。或樂想或輕想。以著身身已輕。以心行行如飛鳥。
  • 手摸日月: 如是以心行。行已手摸日月。如是神通。如是神力。彼坐禪人有禪人有神通。得心自在。以是修行心入第四禪。安詳出手摸日月。以智受持。此當成近手。彼成近手。彼坐禪人或坐或臥。以手摸捫日月。
  • 梵世に至る: 起身乃至梵世。彼坐禪人有神通得心自在。樂行梵世。如是四如意足。以如是修行心。於遠受持近。於近受持遠。或多受持少。或少受持多。以天眼見梵天色。以天耳聞梵天聲。以他心智知梵天心。彼坐禪人三行。以二行行於梵世。是法於一切受持變。 受持變已竟

作変(姿を変える): 爾時坐禪人欲起變意。如是修四如意足。以心得自在安身於心。安心於身。以由身安心。以由心安身。以由身受持心。以由心受持身。或樂想或輕想。著於身已著身已著身已著成住。如是坐禪人現修其身。成最軟最輕堪受持。如鐵丸爲火所燒隨意作物。如是坐禪人已如是修行。心成軟堪受持。令滿身心。 彼坐禪人若樂除自形色。作童子形。入第四禪安詳出。次第轉童子形。已轉以智受持。我當成童子形。如是作意成童子形。如是龍形。鳳凰形。夜叉形。阿修羅形。帝釋形梵形。海形山形林形。師子形虎形豹形象馬形。歩軍形。已轉以智受持。我當成歩行軍。如是作意成歩行軍。

問: 受持變作變何差別。 答: 以受持變不捨形色受持。以作變捨形色。此謂差別。 作變已竟

意所造変(化身): 爾時坐禪人欲起意所造變。如是心得自在。修如意足。入第四禪安詳出。於其身内作意。猶如空瓶。彼坐禪人如是作意。於空自身内隨其所樂爲變化。隨其當成轉。已轉以智受持。隨其當成。如是作意。成隨相似。以此方便多作變化。作變化已成行。 若坐禪人以所化身欲向梵世。於梵世前即化自身如梵形。隨意所造。一切身分具足。諸根不少若神通人於此逍遙。彼所化人亦復逍遙。若神通人於此若坐臥。現出煙焔。若問若答。彼所化人亦坐亦臥。亦出煙焔。亦問亦答。是其神通所造變化。彼所化人。亦以隨作如是等。 意所造變已竟

散句(変所造色): 云何散句變所造色。於至時分別。是時彼不現。未至時分別於其間樂説。彼受持成不現。若不作分別時。念念不現。於化人無壽命根。所化飮食。事變種智。成九事。小事大事不可説事。過去事未來事現在事。内事外事内外事。 散句已竟

【天耳通】

問: 天耳誰起云何當起。 答: 八一切入。彼二一切入。於第四禪得自在。從自性耳起天耳界。復説云何色界於四禪得自在。是其能起。復説於四禪亦起。

問: 云何當令起。 答: 初坐禪人如是修四如意足以心得自在。入第四禪安詳出。次第依自性耳界。若遠聲作意聲相。或近聲作意聲相。若大聲作意大聲相。若細聲作意細聲相。若東方聲作意聲相。如是於一切方。彼坐禪人如是以修行心清白。以耳界清淨。令心行増長。彼坐禪人以天耳界清淨過人耳聞兩聲。所謂天聲人聲。或遠或近。

於是先師説。初坐禪人先聞於自身衆生聲。從此復聞身外衆生聲。從此復聞依所住處衆生聲。如是次第作意増長。 復説初坐禪人。不能如是先聞自身衆生聲。何以故。不能聞細聲。以自性耳非其境界。初坐禪人遠螺鼓等聲。彼聲依自性耳。以天耳智應作意於聲相。令起天耳智。或細聲或大聲。或遠聲或近聲。唯天耳應取。於是初坐禪人不應作意於最可畏。何以故。於可受聲應説欲愛。於可畏聲應説驚怖耳畏智。 彼成三事。小事現在事外事。若失自性耳。天耳界亦失。於是得聲聞自在。聞千世界聲。從彼縁覺最多。如來聞無數。 天耳已竟

【他心智通】

問: 他心智誰能起云何應起。 答: 光一切入於第四禪得自在。得天眼起他心智。

云何應起者: 初坐禪人如是修四如意足。以心得自在。清白不動入光一切入。於第四禪安詳出。從初以光令滿其身。以天眼見其自心意色。此依色意識起。如是知。以自心變見色變。

  • 此色從喜根所起。此色從憂根所起。此色從捨根所起。
  • 若與喜根相應心現起。意色如酪酥色。
  • 若與憂根相應心現起。成如紫色。
  • 若與捨根相應心現起。成如蜜色。
  • 若與愛欲相應心現起。成如黄色。
  • 若與瞋恚相應心現起。成如黒色。
  • 若與無明相應心現起。成如濁色。
  • 若與信相應及智相應心現起。成如清色。 彼坐禪人如是以自身變。分別色變。

爾時以光令滿他身。以天眼見他心意色。彼以心變分別色變。以色變分別心變。如是分別起他心智已。起他心智除色變分別。唯取心事。彼坐禪人如是以修行心清白。或有愛心知有愛心或無愛心知無愛心。若有瞋恚心知有瞋恚心。若無瞋恚知無瞋恚心。如是一切可知。 他心智者。其事八。小事大事道事無量事過去事未來事現在事外事。彼無漏他心非凡夫境界。生無色處衆生心。唯佛境界。若聲聞得自在。知一千世界心。從此縁覺最多。如來無量。 他心智已竟

【宿命通】

問: 憶宿命智誰能起。幾種憶宿命智云何應起。 答: 八一切入二一切入。於第四禪心得自在。是其能起憶宿命智。 復説云何色界處。答於第四禪心得自在。是其能起。復説於四禪得起。

幾種憶宿命: 答三種憶宿命。一者多持生。二者生所造。三者修行所成。

  • 多持生者: 以四行憶宿命智。善取彼相故。見彼分相故。諸根分明故。攝彼性故。此四行多持生憶宿命。於彼最勝彼憶七宿命。
  • 生所造: 諸天諸龍諸鳳凰。以生所成憶宿命。於彼最勝憶十四宿命。
  • 修行所成者: 修如意足。

問: 云何應起憶宿命。 答: 初坐禪人如是修四如意足。以信得自在。清白至不動。從現坐處。於一日所作事。或以身。或以意。或以口。憶一切事。如是於夜所作。如是一日二日。次第乃至一月憶彼一切事。如是二月所作事。如是次第乃至一年所作事。如是二年三年百年所作事。如是乃至初生所作事。憶彼一切。 爾時久遠過去心心數法有後生。心心數法現生。依初心心數法得生。以心相續生。現觀因縁。憶識流轉。兩倶不斷。於此世生。於彼世生。彼坐禪人如是以心修行清白。憶宿命不一種。如是一生二生三生四生等。如是一切。

初坐禪人於此生已憶一切。若坐禪人不能憶彼生。彼不應捨精進。更重令起禪。已起禪善哉令自在。如磨鏡法。善哉已得自在。現憶如初。於彼成憶。若自從一生。出彼心成憶。彼最樂已見方便。不可憶畜生生。及無色生及無想生不可想。無想性故。 長老輸毘多於彼最勝憶宿命智。七種小大不應説過去内外。内外於過去已所得道果。或國或村當憶。彼成過去想。憶宿命智。從智憶陰相續。憶宿命智。從此外道憶四十劫。過彼不能憶。身無力故。聖聲聞憶一萬劫。從此最大聲聞。從彼最大縁覺。從彼如來正遍覺。自他宿命及行及處一切。餘唯憶自宿命。少憶他宿命。正遍覺隨其所樂憶一切。餘次第憶。正遍覺若入三昧。若不入三昧。若不入三昧常憶。餘唯入三昧憶宿命。 智已竟

【天眼通】

問: 天眼誰起。幾種天眼云何能起天眼。 答: 光明爲九。或光明爲五。或光明一切入事。於第四禪得自在。有眼性是其所能起。

幾種天眼: 答二種天眼。業果報所成。修行所成。

  • 典藏天眼: 從果報所成。是以得見寶藏或有珠或無珠。
  • 修行所成者: 修行四如意足。

云何能起天眼者: 初坐禪人如是修四如意足。以心得自在。清白至不動。光一切入。入第四禪作意光想。及日想受持。此日如夜。此夜如日。以心無礙無所著。現修行心成有光明。彼坐禪人修行其心。成有光明。無闇障礙。過日光明。 彼坐禪人如是心修行。以光明令滿於内。作意色形。以智令滿光明。彼非天眼。以智見内光明色。此謂天眼。彼坐禪人以天眼清淨過人眼。見衆生或終或生。或麁或妙。或善色或醜色。生於善趣。生於惡趣。如業所作。如是一切衆生。

於是若能起天眼。此煩惱彼所應斷。所謂疑不正憶。懈怠睡眠。慢邪喜惡口。急疾精進。遲緩精進。多語種種想。最觀色。此煩惱以此一一成就若令起天眼。其定成退。若其定退光明亦失。見色亦失。是故彼煩惱善哉應斷。若已斷此煩惱。若復不得定自在。以不自在天眼成小。彼坐禪人以小天眼知少光明。見色亦小。是故世尊説。是時我小定。是時我小眼。我以小眼知少光明。我見小色。是時我無量三昧。是時我無量天眼。我以此無量天眼。我知無量光明。我見無量色。 於是初坐禪人非可愛色。非可畏怖色。如初説過天眼五種事。所謂小事現事内事外事内外事。

依天眼生四智: 未来分智。自所作業智。如行業智。業果報智。

  • 以未來分智: 於未來色當起知之。
  • 以自所作業智: 見他人所造業。以此業此人當往彼趣。
  • 以如行業智: 見人生趣。以此業此人先生此知之。
  • 以業果報智: 至此時至此趣。至此煩惱。至此方便。此業應熟。此業不應熟。此業應多受。此業應少受知之。 於是聲聞得自在。見一千世間。從此縁覺見最多。如來見無量。 天眼已竟

散句(まとめ): 於是此散句。 以天眼爲見色。於一種修行定。唯見色不聲聞。 若以天耳爲聞聲。於一種修行定。唯聞聲不見色。 若爲見聞二倶修行定。亦見亦聞。 若爲見聞知他心。修行於定。亦見聞知他心。 若爲見一方。修行於定。非見餘方。不聞不知他心。若不少修行於定。於一切方。亦見亦聞。亦知他心。 五神通。世間神通。有漏色界繋凡夫共。若善神通。學人及凡夫共或阿羅漢無記神通。五神通。不於無色界生解脱道説。 神通道已竟


解脱道論分別慧品第十

問: 云何慧。何相何味何起何處何功徳。慧者何義。幾功徳爲得波若。幾種波若。 答:

  • 定義: 意事如見。此謂波若。復次作意饒益不饒益。作意莊嚴。此謂波若。
  • 阿毘曇説: 云何波若。是波若是慧是智。是擇法妙相隨觀。彼觀聰明曉了分別。思惟見大易悟牽正智。慧鉤慧根慧力慧仗慧殿慧光慧明慧燈慧實。不愚癡擇法正見。此謂波若。
  • 如達爲相。擇爲味。不愚癡爲起。四諦爲處。
  • 復次了義光明爲相。入正法爲味。除無明闇爲起。四辯爲處。

何功徳者: 波若無量功徳。當以略聞此偈:  以慧淨諸戒 入禪亦二慧  以慧修諸道 以慧見彼果  波若爲勝善 慧眼最無上  慧退是穢汚 慧増長無上  慧破諸外論 非世至所著  有慧人最妙 顯説善語言  此世及彼世 解脱聞苦樂  諸義及精進 勇猛有慧人  悉見此諸法 因縁諸語言  教誡及名色 彼即四諦語  是有慧境界 以慧除衆惡  愛瞋恚無明 以智除生死  除餘不可除

問: 慧者何義。 答: 智義。能除爲義。

問: 幾功徳爲得慧者。 答: 十一功徳。尋修多羅義。多善事。清淨居。止觀。四諦。作分明處。心停住常在禪。無蓋心。離無智慧人。修行智慧人樂著。

問: 幾種慧者。 答: 二種、三種、四種。

二種慧: 答所謂世慧出世慧。於是聖道果相應慧。是出世慧。餘是世慧。

  • 世慧者: 有漏有結有縛是流是厄是蓋是所觸是趣是有煩惱。
  • 出世慧者: 無漏無結無縛無流無厄無蓋無所觸無趣無煩惱。

三種慧:

  1. 思慧、聞慧、修慧:
    • 不從他聞。若自作業智。若得隨諦相應智。於功乃明處。此謂思慧。
    • 於此處從他聞得慧。此謂聞慧。
    • 若入三昧彼慧悉修。是修慧。
  2. 來曉了、去曉了、方便曉了:
    • 於是現作意。此不善法成退。善法成増長。於是慧此謂來曉了。
    • 復作意此不善法増長。善法成退。於是慧此謂去曉了。
    • 於此一切方便慧。此謂方便曉了。
  3. 聚慧、不聚慧、非聚非非聚慧:
    • 三地善慧。此謂聚慧。
    • 於四道慧。是謂不聚慧。
    • 於四地及果報。於三地事有記慧。此謂非聚非非聚慧。

四種慧:

  1. 自作業智、隨諦相應智、道等分智、果等分智:
    • 於是十處正見。是謂自作業智。
    • 若見陰或無常或苦或無我。如是相似忍。此謂隨諦相似智。
    • 於四道慧。此謂道分智。
    • 於四果慧。此謂果等分智。
  2. 欲界慧、色界慧、無色界慧、無繋慧:
    • 於是欲界善有記慧。此謂欲界慧。
    • 色界善有記慧。此謂色界慧。
    • 無色界善有記慧。此謂無色界慧。
    • 於道果慧。此謂無繋慧。
  3. 法智、比智、他心智、等智:
    • 於四道及於四果慧。此謂法智。彼坐禪人以此法智。成就過去未來現在智。久過去亦智。未來亦智。
    • 此諦智此謂比智。
    • 知他心此謂他心智。
    • 除此三智餘慧。此謂等智。
  4. 聚・非聚の組み合わせ:
    • 有慧爲聚非爲非聚。(欲界善慧)
    • 有慧爲非聚非爲聚。(四道慧)
    • 有慧爲聚亦爲非聚。(色界・無色界善慧)
    • 有慧非爲聚非非爲聚。(四地果報・三地事有記慧)
  5. 厭患・達の組み合わせ:
    • 有慧有爲厭患非爲達。(厭欲不為通達)
    • 有慧爲達非爲厭患。(達神通非達四諦)
    • 有慧爲厭患亦爲達。(四道慧)
    • 有慧不爲厭患亦不爲達。(餘慧)
  6. 四無礙辯(四辯):
    • 義辯、法辯、辭辯、樂説辯。
    • 於義智此謂義辯。於法智此謂法辯。於説辭慧此謂辭辯。於智智此謂樂説辯。
    • 於因果智義辯。於因智法辯。於法辯樂説辭辯。於智智樂説辯。
    • 復次於苦及滅智。此謂義辯。於集及道智。此謂法辯。於説法辭。此謂辭辯。於智智。此謂樂説辯。
    • 復次知法者。所謂脩多羅祇夜闍柯羅界伽陀優陀那伊底都地反跋多伽闍多伽阿浮多達摩鞞佛略此謂法辯。
    • 知彼此義。此所説法是其義。此謂義辯。
    • 説法辭智。此謂辭辯。
    • 於智智。此謂樂説辯。
    • 復次於眼智。此謂法辯。眼智爲見。此謂義辯。於説法辭智。此謂辭辯。於智智。此謂樂説辯。
  7. 四諦智:
    • 苦智。苦集智。苦滅智。於是道等分智。
    • 苦相應智。苦智。
    • 苦集相應智。集智。
    • 苦滅修行相應智。具足智。道智。

解脱道論分別慧品已竟

解脱道論卷第九 終

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