『小品般若波羅蜜經』卷第五(読誦用テキスト)
後秦龜茲國三藏 鳩摩羅什譯
魔事品 第十一
『小しょう品ほん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ經きょう』卷けん第だい五ご(読どく誦じゅ用ようテキスト)
後ご秦しん龜き茲じ國こく三さん藏ぞう 鳩く摩ま羅ら什じゅう譯やく
魔ま事じ品ほん 第だい十じゅう一いち
爾に時じ、
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
已い説せつ善ぜん男なん子し善ぜん女にょ人にん功く徳どく。
云うん何が起き留る難なん。
須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく説せつ法ほう者しゃ不ふ即そく樂ぎょう説せつ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ樂ぎょう説せつ不ふ止し。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ説せつ不ふ究く竟きょう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ傲ごう慢まん自じ大だい。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
互ご相そう嗤し笑しょう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
互ご相そう輕きょう蔑べつ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
其ご心しん散さん亂らん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
心しん不ふ專せん一いち。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
行ぎょう者しゃ作さ是ぜ念ねん、
我が於お般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ不ふ得とく氣け味み、
從じゅう座ざ而に去こ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
行ぎょう者しゃ作さ是ぜ念ねん、
我が於お般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう無む有う受じゅ記き、
心しん不ふ清しょう淨じょう從じゅう座ざ而に去こ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
行ぎょう者しゃ作さ是ぜ念ねん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう不ふ説せつ我が名みょう、
心しん不ふ清しょう淨じょう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
行ぎょう者しゃ作さ是ぜ念ねん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう不ふ説せつ我が生しょう處しょ、
若にゃく城じょう邑おう聚じゅ落らく。
以い是ぜ因いん縁えん不ふ樂ぎょう聞もん説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
便べん棄き捨しゃ去こ。
隨ずい所しょ起き念ねん輒じょう却きゃく若にゃく干かん劫ごう數しゅ、
乃ない復ぶ還げん得とく修しゅ菩ぼ薩さつ道どう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ經きょう不ふ能のう至し薩さつ婆ば若にゃ者しゃ。
菩ぼ薩さつ捨しゃ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に讀どく誦じゅ之し。
是ぜ菩ぼ薩さつ則そく爲い捨しゃ本ほん而に取しゅ枝し葉よう。
何が以い故こ。
是ぜ菩ぼ薩さつ因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
能のう成じょう就じゅ世せ間けん出しゅつ世せ間けん法ほう。
學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
能のう學がく世せ間けん出しゅつ世せ間けん法ほう。
若にゃく捨しゃ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ有う狗く、
捨しゃ主しゅ所しょ與よ食じき分ぶん、
反ほん從じゅう作さ務む者しゃ索しゃく。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
當とう來らい世せ或わく有う菩ぼ薩さつ、
捨しゃ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
反ほん取しゅ餘よ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ人にん得とく象ぞう不ふ觀かん、
反ほん尋じん其ご跡しゃく。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に棄き捨しゃ之し、
反ほん於お聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう求ぐ薩さつ婆ば若にゃ。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ人にん欲よく見けん大だい海かい、
見けん已い反ほん求ぐ牛ぐ跡しゃく水すい、
作さ是ぜ言ごん、
大だい海かい水すい能のう多た是ぜ耶や。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
當とう來らい世せ菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に棄き捨しゃ之し、
反ほん讀どく誦じゅ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ工く匠しょう欲よく造ぞう如にょ帝たい釋しゃく勝しょう殿でん、
而に反ほん揆き度たく日にち月がつ宮く殿でん。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
當とう來らい世せ菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に棄き捨しゃ之し、
反ほん於お聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう中ちゅう求ぐ薩さつ婆ば若にゃ。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ人にん欲よく見けん轉てん輪りん王おう、
見けん已い不ふ知ち作さ是ぜ念ねん、
轉てん輪りん王おう形ぎょう貌みょう威い徳どく云うん何が。
見けん諸しょ小しょう王おう取しゅ其ご形ぎょう貌みょう、
作さ是ぜ言ごん、
轉てん輪りん王おう形ぎょう貌みょう威い徳どく如にょ是ぜ相そう耶や。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
當とう來らい世せ菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に棄き捨しゃ之し、
反ほん於お聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう中ちゅう求ぐ薩さつ婆ば若にゃ。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ飢き人にん捨しゃ百ひゃく味み食じき、
反ほん食じき六ろく十じゅう日にち飯ぼん。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ而に棄き捨しゃ之し、
反ほん於お聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう中ちゅう求ぐ薩さつ婆ば若にゃ。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ人にん得とく無む價け寶ほう珠しゅ而に比ひ水すい精しょう。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
當とう來らい世せ菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
得とく深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
而に比ひ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ經きょう、
於お中ちゅう求ぐ薩さつ婆ば若にゃ。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
若にゃく多た説せつ餘よ事じ妨ぼう廢はい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ可か得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ耶や。
不ふ也や須しゅ菩ぼ提だい。
若にゃく善ぜん男なん子し善ぜん女にょ人にん書しょ寫しゃ文もん字じ、
而に作さ是ぜ念ねん、
我が書しょ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
即そく是ぜ魔ま事じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
爾に時じ應おう教きょう是ぜ善ぜん男なん子し善ぜん女にょ人にん、
汝にょ等とう勿もつ謂い但たん以い書しょ寫しゃ文もん字じ、
便べん作さ是ぜ念ねん言ごん、
我が書しょ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
諸しょ善ぜん男なん子し、
以い是ぜ文もん字じ、
示じ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ義ぎ。
是ぜ故こ汝にょ等とう勿もつ著じゃく文もん字じ。
若にゃく著じゃく文もん字じ、
菩ぼ薩さつ當とう知ち是ぜ爲い魔ま事じ。
若にゃく不ふ貪とん著じゃく即そく捨しゃ魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
憶おく念ねん諸しょ方ほう國こく土ど城じょう邑おう聚じゅ落らく國こく王おう怨おん賊ぞく戰せん鬪とう之し事じ、
憶おく念ねん父ぶ母も兄きょう弟だい姉し妹まい。
惡あく魔ま令りょう生しょう如にょ是ぜ等とう念ねん、
妨ぼう廢はい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
菩ぼ薩さつ皆かい應おう覺かく之し。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ當とう知ち亦やく是ぜ魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
供く養よう事じ起き。
衣え服ぶく飮おん食じき臥が具ぐ醫い藥やく資し生しょう之し物もつ、
妨ぼう廢はい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
菩ぼ薩さつ皆かい應おう覺かく之し。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
惡あく魔ま作さ因いん縁えん。
令りょう菩ぼ薩さつ得とく諸しょ深じん經きょう有う方ほう便べん、
菩ぼ薩さつ於お此し深じん經きょう不ふ生しょう貪とん著じゃく。
無む方ほう便べん菩ぼ薩さつ捨しゃ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
取しゅ是ぜ深じん經きょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
我が於お般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう廣こう説せつ方ほう便べん、
應おう於お中ちゅう求ぐ。
而に反ほん於お餘よ深じん經きょう聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ法ほう中ちゅう求ぐ索しゃく方ほう便べん。
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん爲い智ち不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
聽ちょう法ほう者しゃ欲よく聞もん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
説せつ法ほう者しゃ疲ひ懈け不ふ樂ぎょう爲い説せつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ身しん不ふ疲ひ極ごく、
樂ぎょう説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
聽ちょう法ほう者しゃ欲よく至し餘よ國こく、
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
聽ちょう法ほう者しゃ有う念ねん力りき智ち力りき、
樂ぎょう欲よく聽ちょう受じゅ讀どく誦じゅ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
説せつ法ほう者しゃ欲よく至し餘よ國こく、
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ貴き於お財ざい物もつ衣え服ぶく飮おん食じき、
聽ちょう法ほう者しゃ惜しゃく不ふ與よ之し、
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
聽ちょう法ほう者しゃ有う信しん樂ぎょう心しん、
欲よく供く養よう説せつ法ほう者しゃ。
而に説せつ法ほう者しゃ誦じゅ習じゅう不ふ利り、
聽ちょう法ほう者しゃ不ふ樂ぎょう聽ちょう受じゅ、
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ心しん樂ぎょう爲い説せつ、
聽ちょう法ほう者しゃ不ふ樂ぎょう聽ちょう受じゅ、
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ身しん重じゅう疲ひ極ごく、
睡すい眠みん所しょ覆ぶく不ふ樂ぎょう言ごん説せつ、
聽ちょう法ほう者しゃ樂ぎょう欲よく聽ちょう受じゅ讀どく誦じゅ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
有う人にん來らい説せつ三さん惡あく道どう苦く。
地じ獄ごく中ちゅう有う如にょ是ぜ苦く、
畜ちく生しょう餓が鬼き中ちゅう有う如にょ是ぜ苦く。
不ふ如にょ於お是ぜ身しん盡じん苦く取しゅ涅ね槃はん、
何が用ゆう更きょう生しょう受じゅ是ぜ諸しょ苦く。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ、
若にゃく有う人にん來らい讃さん歎だん天てん上じょう快け樂らく。
欲よく界かい中ちゅう有う極ごく妙みょう五ご欲よく快け樂らく、
色しき界かい中ちゅう有う禪ぜん定じょう快け樂らく、
無む色しき界かい中ちゅう有う寂じゃく滅めつ定じょう樂らく。
是ぜ三さん界がい樂らく、
皆かい無む常じょう苦く空くう壞え敗はい之し相そう。
汝にょ於お是ぜ身しん、
可か取しゅ須しゅ陀だ洹おん果か斯し陀だ含ごん果か阿あ那な含ごん果か阿あ羅ら漢かん果か、
不ふ須しゅ更きょう受じゅ後ご身しん。
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ愛あい樂ぎょう徒と衆しゅ、
作さ是ぜ言ごん、
若にゃく能のう隨ずい我が當とう與よ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
若にゃく不ふ隨ずい我が則そく不ふ與よ汝にょ。
以い此し因いん縁えん、
多た人にん隨ずい從じゅう時じ。
説せつ法ほう者しゃ欲よく經きょう嶮けん難なん危き命みょう之し處しょ、
語ご諸しょ人にん言ごん、
善ぜん男なん子し、
汝にょ等とう知ち不ふ。
何が用ゆう隨ずい我が經きょう此し險けん難なん。
善ぜん自じ籌ちゅう量りょう無む得とく後こう悔げ。
而に作さ是ぜ言ごん、
何が故こ至し此し飢き餓が怨おん賊ぞく之し中ちゅう。
説せつ法ほう者しゃ以い此し細さい微み因いん縁えん捨しゃ離り諸しょ人にん。
聽ちょう法ほう者しゃ作さ是ぜ念ねん、
是ぜ捨しゃ離り相そう、
非ひ與よ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ相そう。
不ふ得とく書しょ讀どく誦じゅ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう。
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ欲よく經きょう惡あく獸じゅう虎こ狼ろう師し子し怨おん賊ぞく毒どく害がい無む水すい之し處しょ。
説せつ法ほう者しゃ語ご諸しょ人にん言ごん、
汝にょ等とう知ち不ふ。
我が所しょ至し處しょ、
經きょう過か惡あく獸じゅう怨おん賊ぞく毒どく害がい無む水すい之し處しょ。
汝にょ等とう豈き能のう受じゅ如にょ是ぜ苦く。
説せつ法ほう者しゃ以い此し細さい微み因いん縁えん而に捨しゃ離り之し。
諸しょ人にん不ふ復ぶ隨ずい從じゅう、
作さ是ぜ念ねん、
是ぜ捨しゃ離り相そう、
非ひ與よ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ相そう、
即そく便べん退たい還げん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ諸しょ難なん、
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
説せつ法ほう者しゃ重じゅう於お檀だん越おつ、
以い此し因いん縁えん常じょう數しゅ往おう返へん。
以い是ぜ事じ故こ語ご聽ちょう法ほう者しゃ、
諸しょ善ぜん男なん子し、
我が有う檀だん越おつ應おう往おう問もん訊じん。
諸しょ人にん念ねん言ごん、
是ぜ爲い不ふ與よ我が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ相そう、
即そく時じ捨しゃ離り。
不ふ得とく學がく習じゅう書しょ讀どく誦じゅ説せつ。
如にょ是ぜ不ふ和わ合ごう、
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
惡あく魔ま勤ごん作さ方ほう便べん、
欲よく令りょう無む人にん讀どく誦じゅ修しゅ習じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
惡あく魔ま云うん何が勤ごん作さ方ほう便べん、
令りょう人にん不ふ得とく讀どく誦じゅ修しゅ習じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
惡あく魔ま詭き誑おう諸しょ人にん作さ是ぜ言ごん、
此し非ひ眞しん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
我が所しょ有う經きょう是ぜ眞しん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
惡あく魔ま如にょ是ぜ詭き誑おう衆しゅ人にん。
未み受じゅ記き者しゃ、
當とう於お般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう生しょう疑ぎ。
疑ぎ因いん縁えん故こ、
不ふ得とく讀どく誦じゅ修しゅ習じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
復ぶ有う魔ま事じ。
若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
即そく證しょう實じつ際ざい取しゅ聲しょう聞もん果か。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ當とう知ち亦やく爲い魔ま事じ。
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ小しょう如にょ品ほん 第だい十じゅう二に
佛ぶつ告ごう須しゅ菩ぼ提だい。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
多た有う如にょ是ぜ諸しょ留る難なん事じ。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。
世せ尊そん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ多た有う留る難なん。
譬ひ如にょ珍ちん寶ぽう多た有う怨おん賊ぞく、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
若にゃく人にん不ふ受じゅ持じ讀どく誦じゅ修しゅ習じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
當とう知ち是ぜ人にん新しん發ほつ道どう意い、
少しょう智ち少しょう信しん不ふ樂ぎょう大だい法ほう、
爲い魔ま所しょ攝しょう。
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。
須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく人にん不ふ受じゅ持じ讀どく誦じゅ修しゅ習じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
當とう知ち是ぜ人にん新しん發ほつ道どう意い、
少しょう智ち少しょう信しん不ふ樂ぎょう大だい法ほう、
爲い魔ま所しょ攝しょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
雖すい多た有う如にょ是ぜ魔ま事じ及ぎゅう諸しょ留る難なん、
若にゃく善ぜん男なん子し善ぜん女にょ人にん有う能のう受じゅ持じ書しょ讀どく誦じゅ説せつ、
當とう知ち是ぜ等とう皆かい是ぜ佛ぶつ力りき。
何が以い故こ。
惡あく魔ま雖すい復ぶ勤ごん作さ方ほう便べん欲よく滅めつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
諸しょ佛ぶつ亦やく復ぶ勤ごん作さ方ほう便べん而に守しゅ護ご之し。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ母も人にん多た有う諸しょ子し、
若にゃく十じゅう若にゃく百ひゃく乃ない至し十じゅう萬まん。
其ご母も有う疾しつ、
諸しょ子し各かく各かく勤ごん求ぐ救く療りょう、
皆かい作さ是ぜ願がん。
我が等とう要よう當とう令りょう母も久く壽じゅ身しん體たい安あん隱のん、
無む諸しょ苦く患げん風ふう雨う寒かん熱ねつ蚊もん䖟もう毒どく螫しゃく。
當とう以い諸しょ藥やく因いん縁えん令りょう母も安あん隱のん。
何が以い故こ。
生しょう育いく我が等とう賜し與よ壽じゅ命みょう、
示じ悟ご世せ間けん其ご恩おん甚じん重じゅう。
須しゅ菩ぼ提だい、
今こん十じっぽう方ほう現げん在ざい諸しょ佛ぶつ、
常じょう念ねん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
皆かい作さ是ぜ言ごん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
能のう生しょう諸しょ佛ぶつ、
能のう示じ薩さつ婆ば若にゃ。
何が以い故こ。
諸しょ佛ぶつ薩さつ婆ば若にゃ、
皆かい從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ佛ぶつ得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
若にゃく已い今こん得とく若にゃく當とう得とく、
皆かい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ是ぜ示じ十じっぽう方ほう諸しょ佛ぶつ薩さつ婆ば若にゃ、
亦やく示じ世せ間けん。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
如にょ佛ぶつ所しょ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
世せ尊そん、
云うん何が爲い世せ間けん。
佛ぶつ言ごん、
五ご陰おん是ぜ世せ間けん。
世せ尊そん、
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ五ご陰おん。
佛ぶつ言ごん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ五ご陰おん不ふ壞え相そう。
何が以い故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
空くう是ぜ不ふ壞え相そう、
無む相そう無む作さ是ぜ不ふ壞え相そう。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ是ぜ示じ世せ間けん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
佛ぶつ隨ずい無む量りょう無む邊へん衆しゅ生じょう性しょう故こ、
如にょ實じつ知ち其ご心しん。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
衆しゅ生じょう亂らん心しん攝しょう心しん。
是ぜ亂らん心しん攝しょう心しん、
佛ぶつ如にょ實じつ知ち。
須しゅ菩ぼ提だい、
云うん何が如にょ來らい知ち諸しょ衆しゅ生じょう亂らん心しん攝しょう心しん。
以い法ほっ相そう故こ知ち。
須しゅ菩ぼ提だい、
法ほっ相そう故こ知ち心しん非ひ亂らん、
如にょ是ぜ知ち亂らん心しん。
云うん何が如にょ來らい知ち攝しょう心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち心しん盡じん相そう、
如にょ實じつ知ち盡じん相そう、
如にょ是ぜ知ち攝しょう心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
衆しゅ生じょう染ぜん心しん、
如にょ來らい如にょ實じつ知ち染ぜん心しん。
恚い心しん癡ち心しん、
如にょ實じつ知ち恚い心しん癡ち心しん。
云うん何が如にょ來らい如にょ實じつ知ち染ぜん心しん、
如にょ實じつ知ち恚い心しん、
如にょ實じつ知ち癡ち心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
染ぜん心しん如にょ實じっ相そう即そく非ひ染ぜん心しん。
恚い心しん癡ち心しん如にょ實じっ相そう即そく非ひ恚い心しん癡ち心しん。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ佛ぶつ從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう薩さつ婆ば若にゃ智ち。
云うん何が如にょ來らい離り染ぜん心しん如にょ實じつ知ち離り染ぜん心しん、
離り恚い心しん如にょ實じつ知ち離り恚い心しん、
離り癡ち心しん如にょ實じつ知ち離り癡ち心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
離り染ぜん心しん中ちゅう無む離り染ぜん心しん相そう、
離り恚い心しん中ちゅう無む離り恚い心しん相そう、
離り癡ち心しん中ちゅう無む離り癡ち心しん相そう。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう廣こう心しん如にょ實じつ知ち廣こう心しん。
云うん何が如にょ來らい衆しゅ生じょう廣こう心しん如にょ實じつ知ち廣こう心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
是ぜ衆しゅ生じょう心しん不ふ増ぞう不ふ廣こう、
不ふ離り離り相そう故こ。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう廣こう心しん如にょ實じつ知ち廣こう心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう大だい心しん如にょ實じつ知ち大だい心しん。
云うん何が如にょ來らい衆しゅ生じょう大だい心しん如にょ實じつ知ち大だい心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち是ぜ心しん無む來らい無む去こ無む住じゅう。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう大だい心しん如にょ實じつ知ち大だい心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう無む量りょう心しん如にょ實じつ知ち無む量りょう心しん。
云うん何が如にょ來らい衆しゅ生じょう無む量りょう心しん如にょ實じつ知ち無む量りょう心しん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち是ぜ心しん不ふ住じゅう、
住じゅう於お寂じゃく滅めつ無む所しょ依え止し。
如にょ虚こ空くう無む量りょう、
知ち心しん相そう亦やく爾に。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう無む量りょう心しん如にょ實じつ知ち無む量りょう心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう不ふ可か見けん心しん如にょ實じつ知ち不ふ可か見けん心しん。
云うん何が如にょ來らい衆しゅ生じょう不ふ可か見けん心しん如にょ實じつ知ち不ふ可か見けん心しん。
如にょ來らい以い無む相そう義ぎ故こ、
如にょ實じつ知ち不ふ可か見けん心しん。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう不ふ可か見けん心しん如にょ實じつ知ち不ふ可か見けん心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう不ふ現げん心しん如にょ實じつ知ち不ふ現げん心しん。
云うん何が如にょ來らい衆しゅ生じょう不ふ現げん心しん如にょ實じつ知ち不ふ現げん心しん。
是ぜ心しん五ご眼げん所しょ不ふ見けん。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
衆しゅ生じょう不ふ現げん心しん如にょ實じつ知ち不ふ現げん心しん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
知ち衆しゅ生じょう諸しょ出しゅつ沒もつ。
云うん何が知ち出しゅつ沒もつ。
衆しゅ生じょう所しょ起き出しゅつ沒もつ皆かい依え色しき生しょう、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき生しょう。
何が等とう是ぜ諸しょ出しゅつ沒もつ。
所しょ謂い我が及ぎゅう世せ間けん常じょう。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
我が及ぎゅう世せ間けん無む常じょう、
常じょう無む常じょう非ひ常じょう非ひ無む常じょう。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
世せ間けん有う邊へん、
世せ間けん無む邊へん、
有う邊へん無む邊へん、
非ひ有う邊へん非ひ無む邊へん。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
死し後ご如にょ去こ、
死し後ご不ふ如にょ去こ、
死し後ご如にょ去こ不ふ如にょ去こ、
死し後ご非ひ如にょ去こ非ひ不ふ如にょ去こ。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
身しん即そく是ぜ神じん。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
身しん異い神じん異い。
是ぜ見けん依え色しき、
依え受じゅ想そう行ぎょう識しき。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
知ち衆しゅ生じょう諸しょ出しゅつ沒もつ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ知ち色しき相そう。
云うん何が知ち色しき相そう。
知ち如にょ如にょ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち受じゅ想そう行ぎょう識しき相そう。
云うん何が知ち識しき相そう。
知ち如にょ如にょ。
須しゅ菩ぼ提だい、
五ご陰おん如にょ、
即そく是ぜ如にょ來らい所しょ説せつ出しゅつ沒もつ。
如にょ五ご陰おん如にょ、
即そく是ぜ世せ間けん如にょ。
五ご陰おん如にょ、
即そく是ぜ一いっ切さい法ほう如にょ。
一いっ切さい法ほう如にょ、
即そく是ぜ須しゅ陀だ洹おん果か如にょ、
斯し陀だ含ごん果か阿あ那な含ごん果か阿あ羅ら漢かん果か辟びゃく支し佛ぶつ道どう如にょ。
辟びゃく支し佛ぶつ道どう如にょ、
即そく是ぜ如にょ來らい如にょ。
是ぜ諸しょ如にょ皆かい是ぜ一いち如にょ、
無む二に無む別べつ無む盡じん無む量りょう。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ得とく是ぜ如にょ相そう。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
能のう生しょう諸しょ佛ぶつ。
諸しょ佛ぶつ知ち世せ間けん如にょ。
如にょ實じつ得とく是ぜ如にょ故こ、
名みょう爲い如にょ來らい。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
是ぜ如にょ甚じん深じん。
諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい從じゅう是ぜ如にょ生しょう。
世せ尊そん、
如にょ來らい得とく是ぜ深じん法ぽう、
能のう爲い衆しゅ生じょう説せつ是ぜ如にょ相そう。
如にょ是ぜ如にょ相そう誰すい能のう信しん者しゃ。
唯ゆい有う阿あ毘び跋ばっ致ち菩ぼ薩さつ、
及ぎゅう具ぐ足そく正しょう見けん者しゃ、
滿まん願がん阿あ羅ら漢かん、
乃ない能のう信しん之し。
須しゅ菩ぼ提だい、
是ぜ如にょ無む盡じん。
佛ぶつ如にょ實じつ説せつ無む盡じん。
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ相そう無む相そう品ほん 第だい十じゅう三さん
爾に時じ、
釋しゃく提だい桓かん因いん、
及ぎゅう欲よく界かい萬まん天てん子し、
梵ぼん世せ二に萬まん天てん子し、
倶く詣けい佛ぶっ所しょ。
頭ず面めん禮らい佛ぶっ足そく却きゃく住じゅう一いち面めん、
各かく白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
是ぜ法ほう甚じん深じん。
於お此し法ほう中ちゅう云うん何が作さ相そう。
佛ぶつ告ごう諸しょ天てん子し。
諸しょ法ほう以い空くう爲い相そう。
以い無む相そう無む作さ無む起き無む生しょう無む滅めつ無む依え爲い相そう。
諸しょ天てん子し言ごん。
如にょ來らい説せつ是ぜ諸しょ相そう如にょ空くう無む所しょ依え。
如にょ是ぜ諸しょ相そう、
一いっ切さい世せ間けん天てん人にん阿あ修しゅ羅ら所しょ不ふ能のう壞え。
何が以い故こ。
一いっ切さい世せ間けん天てん人にん阿あ修しゅ羅ら、
即そく是ぜ其ご相そう故こ。
世せ尊そん、
是ぜ諸しょ相そう非ひ可か作さ。
是ぜ諸しょ相そう不ふ在ざい色しき數しゅ、
不ふ在ざい受じゅ想そう行ぎょう識しき數しゅ。
是ぜ諸しょ相そう非ひ人にん非ひ非ひ人にん所しょ作さ。
佛ぶつ告ごう欲よく色しき界かい諸しょ天てん子し。
若にゃく人にん問もん言ごん、
虚こ空くう誰すい之し所しょ作さ。
是ぜ人にん爲い正しょう問もん不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
虚こ空くう無む有う作さ者しゃ。
何が以い故こ。
虚こ空くう無む爲い故こ。
諸しょ天てん子し、
此し諸しょ相そう亦やく如にょ是ぜ。
有う佛ぶつ無む佛ぶつ常じょう住じゅう不ふ異い。
諸しょ相そう常じょう住じゅう故こ、
如にょ來らい得とく是ぜ諸しょ相そう已い名みょう爲い如にょ來らい。
諸しょ天てん子し言ごん。
如にょ來らい所しょ説せつ諸しょ相そう甚じん深じん。
諸しょ佛ぶつ智ち慧え無む礙げ故こ能のう示じ是ぜ如にょ、
亦やく能のう説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ行ぎょう相そう。
世せ尊そん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ是ぜ諸しょ佛ぶつ行ぎょう處しょ、
亦やく如にょ是ぜ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ佛ぶつ依え止し於お法ほう、
供く養よう恭く敬ぎょう尊そん重じゅう讃さん歎だん於お法ほう。
法ほう者しゃ則そく是ぜ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
諸しょ佛ぶつ供く養よう恭く敬ぎょう尊そん重じゅう讃さん歎だん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
何が以い故こ。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ出しゅっ生しょう諸しょ佛ぶつ故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち恩おん知ち報ほう恩おん者しゃ。
若にゃく人にん正しょう問もん何が等とう是ぜ知ち恩おん知ち報ほう恩おん者しゃ、
當とう答とう、
佛ぶつ是ぜ知ち恩おん知ち報ほう恩おん者しゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
云うん何が佛ぶつ是ぜ知ち恩おん知ち報ほう恩おん者しゃ。
如にょ來らい所しょ行ぎょう道どう所しょ行ぎょう法ほう、
得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
即そく護ご念ねん是ぜ道どう是ぜ法ほう。
以い是ぜ事じ故こ、
當とう知ち佛ぶつ是ぜ知ち恩おん知ち報ほう恩おん者しゃ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい知ち一いっ切さい法ほう無む作さ、
亦やく是ぜ如にょ來らい知ち作さ恩おん者しゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ知ち一いっ切さい法ほう無む作さ相そう、
得とく如にょ是ぜ智ち慧え。
以い是ぜ因いん縁えん故こ、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
世せ尊そん、
若にゃく一いっ切さい法ほう無む知ち者しゃ無む見けん者しゃ。
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。
一いっ切さい法ほう無む知ち者しゃ無む見けん者しゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
云うん何が一いっ切さい法ほう無む知ち者しゃ。
一いっ切さい法ほう空くう故こ。
云うん何が一いっ切さい法ほう無む見けん者しゃ。
一いっ切さい法ほう無む所しょ依え故こ。
是ぜ故こ一いっ切さい法ほう無む知ち者しゃ無む見けん者しゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい因いん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ得とく如にょ是ぜ法ほう。
是ぜ故こ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
不ふ見けん色しき故こ示じ世せ間けん、
不ふ見けん受じゅ想そう行ぎょう識しき故こ示じ世せ間けん。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ是ぜ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
世せ尊そん、
云うん何が名みょう不ふ見けん色しき故こ示じ世せ間けん。
云うん何が名みょう不ふ見けん受じゅ想そう行ぎょう識しき故こ示じ世せ間けん。
須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく不ふ縁えん色しき生しょう色しき、
是ぜ名みょう不ふ見けん色しき。
若にゃく不ふ縁えん受じゅ想そう行ぎょう識しき生しょう識しき、
是ぜ名みょう不ふ見けん識しき。
若にゃく如にょ是ぜ不ふ見けん世せ間けん、
是ぜ名みょう眞しん見けん世せ間けん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
世せ間けん空くう。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ實じつ示じ世せ間けん空くう。
世せ間けん離り相そう。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ實じつ示じ世せ間けん離り相そう。
世せ間けん淨じょう相そう。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ實じつ示じ世せ間けん淨じょう。
世せ間けん寂じゃく滅めつ。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ如にょ實じつ示じ世せ間けん寂じゃく滅めつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ示じ諸しょ佛ぶつ世せ間けん。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い不ふ可か思し議ぎ事じ不ふ可か稱しょう事じ不ふ可か量りょう事じ無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
佛ぶつ言ごん。
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。
須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ。
爲い不ふ可か思し議ぎ事じ不ふ可か稱しょう事じ不ふ可か量りょう事じ無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ、
爲い不ふ可か思し議ぎ事じ不ふ可か稱しょう事じ不ふ可か量りょう事じ無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい法ほう佛ぶっ法ぽう自じ然ねん法ほう一いっ切さい智ち人にん法ほう、
廣こう大だい不ふ可か思し議ぎ不ふ可か籌ちゅう量りょう。
是ぜ故こ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ不ふ可か思し議ぎ事じ故こ出しゅつ。
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い不ふ可か稱しょう事じ不ふ可か量りょう事じ故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ來らい法ほう佛ぶっ法ぽう自じ然ねん法ほう一いっ切さい智ち人にん法ほう、
不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
是ぜ故こ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう事じ故こ出しゅつ。
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
一いっ切さい無む與よ如にょ來らい等とう者しゃ。
何が況きょう有う勝しょう。
是ぜ故こ須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
世せ尊そん、
但たん如にょ來らい法ほう佛ぶっ法ぽう自じ然ねん法ほう一いっ切さい智ち人にん法ほう不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
色しき亦やく不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう、
受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
色しき亦やく不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
一いっ切さい法ほう亦やく不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
何が以い故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ法ほう實じっ相そう中ちゅう、
無む心しん無む心しん數じゅ法ほう。
須しゅ菩ぼ提だい、
色しき不ふ可か稱しょう。
受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく不ふ可か稱しょう。
一いっ切さい法ほう亦やく不ふ可か稱しょう。
此し中ちゅう無む有う分ふん別べつ故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
色しき不ふ可か量りょう。
受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく不ふ可か量りょう。
一いっ切さい法ほう亦やく不ふ可か量りょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
何が以い故こ色しき不ふ可か量りょう、
受じゅ想そう行ぎょう識しき不ふ可か量りょう、
一いっ切さい法ほう不ふ可か量りょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
色しき量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく、
受じゅ想そう行ぎょう識しき量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく、
一いっ切さい法ほう量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく。
須しゅ菩ぼ提だい、
何が以い故こ色しき量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく、
受じゅ想そう行ぎょう識しき量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく、
一いっ切さい法ほう量りょう無む所しょ有う不ふ可か得とく。
須しゅ菩ぼ提だい、
色しき無む所しょ有う故こ、
受じゅ想そう行ぎょう識しき無む所しょ有う故こ、
一いっ切さい法ほう無む所しょ有う故こ、
量りょう不ふ可か得とく。
須しゅ菩ぼ提だい、
於お意い云うん何が。
虚こ空くう有う心しん心しん數じゅ法ほう不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
以い是ぜ因いん縁えん一いっ切さい法ほう不ふ可か思し議ぎ。
滅めつ諸しょ籌ちゅう量りょう故こ名みょう不ふ可か思し議ぎ。
滅めつ諸しょ稱しょう故こ名みょう不ふ可か稱しょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
稱しょう者しゃ即そく是ぜ識しき業ごう。
須しゅ菩ぼ提だい、
無む量りょう者しゃ過か諸しょ量りょう故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
如にょ虚こ空くう不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
諸しょ如にょ來らい法ほう佛ぶっ法ぽう自じ然ねん法ほう一いっ切さい智ち人にん法ほう、
亦やく如にょ是ぜ不ふ可か思し議ぎ不ふ可か稱しょう不ふ可か量りょう。
説せつ是ぜ不ふ可か思し議ぎ無む等とう等とう法ほう時じ、
五ご百ひゃく比び丘く二に十じゅう比び丘く尼に、
不ふ受じゅ一いっ切さい法ほう故こ、
漏ろ盡じん心しん得とく解げ脱だつ。
六ろく萬まん優う婆ば塞そく三さん萬まん優う婆ば夷い、
於お諸しょ法ほう中ちゅう得とく法ほう眼がん淨じょう。
二に十じゅう菩ぼ薩さつ得とく無む生しょう法ほう忍にん、
於お此し賢けん劫ごう皆かい當とう成じょう佛ぶつ。
爾に時じ、須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ、
乃ない至し爲い無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
佛ぶつ言ごん。
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。
須しゅ菩ぼ提だい、
是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ、
乃ない至し爲い無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
諸しょ佛ぶつ薩さつ婆ば若にゃ、
皆かい在ざい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう。
一いっ切さい聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ、
皆かい在ざい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ灌かん頂じょう刹せつ帝てい利り王おう、
若にゃく諸しょ城じょう事じ諸しょ聚じゅ落らく事じ皆かい付ふ大だい臣じん、
王おう無む所しょ憂う。
如にょ是ぜ須しゅ菩ぼ提だい、
諸しょ如にょ來らい亦やく如にょ是ぜ。
所しょ有う聲しょう聞もん事じ辟びゃく支し佛ぶつ事じ佛ぶつ事じ、
皆かい在ざい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう。
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ能のう成じょう辦べん其ご事じ。
是ぜ故こ須しゅ菩ぼ提だい、
當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ爲い大だい事じ故こ出しゅつ、
乃ない至し爲い無む等とう等とう事じ故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ不ふ受じゅ不ふ著じゃく色しき故こ出しゅつ、
不ふ受じゅ不ふ著じゃく受じゅ想そう行ぎょう識しき故こ出しゅつ、
不ふ受じゅ不ふ著じゃく須しゅ陀だ洹おん果か斯し陀だ含ごん果か阿あ那な含ごん果か阿あ羅ら漢かん果か辟びゃく支し佛ぶつ道どう故こ出しゅつ、
乃ない至し薩さつ婆ば若にゃ亦やく不ふ受じゅ不ふ著じゃく故こ出しゅつ。
須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
云うん何が般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ不ふ受じゅ薩さつ婆ば若にゃ、
不ふ著じゃく薩さつ婆ば若にゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
於お意い云うん何が。
汝にょ見けん阿あ羅ら漢かん法ほう可か受じゅ可か著じゃく不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
我が不ふ見けん是ぜ法ほう可か生しょう著じゃく者しゃ。
佛ぶつ言ごん、
善ぜん哉ざい善ぜん哉ざい。
須しゅ菩ぼ提だい、
我が亦やく不ふ見けん如にょ來らい法ほう。
以い不ふ見けん故こ不ふ受じゅ不ふ著じゃく。
是ぜ故こ須しゅ菩ぼ提だい、
薩さつ婆ば若にゃ不ふ可か受じゅ不ふ可か著じゃく。
爾に時じ、欲よく色しき界かい諸しょ天てん子し白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ難なん解げ難なん得とく。
若にゃく能のう信しん解げ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ者しゃ、
當とう知ち是ぜ人にん已い於お先せん世せ供く養よう諸しょ佛ぶつ。
世せ尊そん、
若にゃく三さん千ぜん大だい千せん世せ界かい衆しゅ生じょう皆かい作さ信しん行ぎょう、
於お信しん行ぎょう地じ中ちゅう修しゅ行ぎょう、
若にゃく一いち劫ごう若にゃく減げん一いち劫ごう。
若にゃく人にん一いち日にち行ぎょう深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
籌ちゅう量りょう思し惟ゆい觀かん忍にん通つう利り、
是ぜ福ふく爲い勝しょう。
佛ぶつ告ごう諸しょ天てん子し。
若にゃく善ぜん男なん子し善ぜん女にょ人にん、
聞もん是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ疾しっ得とく涅ね槃はん、
是ぜ人にん於お信しん行ぎょう地じ中ちゅう修しゅ行ぎょう若にゃく一いち劫ごう若にゃく減げん一いち劫ごう、
所しょ不ふ能のう及ぎゅう。
爾に時じ、欲よく色しき界かい諸しょ天てん子し、
頭ず面めん禮らい佛ぶっ足そく、
繞にょう佛ぶつ而に出しゅつ去こ此し不ふ遠おん忽こつ然ねん不ふ現げん。
欲よく界かい諸しょ天てん子し還げん至し欲よく天てん、
色しき界かい諸しょ天てん子し還げん至し色しき天てん。
爾に時じ、須しゅ菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
世せ尊そん、
若にゃく菩ぼ薩さつ能のう信しん解げ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
是ぜ人にん於お何が命みょう終じゅう來らい生しょう此し間かん。
佛ぶつ告ごう須しゅ菩ぼ提だい。
若にゃく菩ぼ薩さつ聞もん是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
即そく時じ信しん解げ不ふ疑ぎ不ふ悔げ不ふ難なん、
樂ぎょう見けん樂ぎょう聞もん常じょう行ぎょう、
是ぜ念ねん不ふ離り説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ者しゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ新しん産さん犢どく子し不ふ離り其ご母も。
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
聞もん深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
不ふ離り説せつ法ほう者しゃ、
乃ない至し得とく讀どく誦じゅ書しょ寫しゃ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須しゅ菩ぼ提だい當とう知ち、
是ぜ菩ぼ薩さつ人にん中ちゅう命みょう終じゅう還げん生しょう人にん中ちゅう。
世せ尊そん、
頗は有う菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ如にょ是ぜ功く徳どく因いん縁えん、
於お他た方ほう世せ界かい供く養よう諸しょ佛ぶつ、
於お彼ひ命みょう終じゅう來らい生しょう此し間かん不ふ。
須しゅ菩ぼ提だい、
有う菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ如にょ是ぜ功く徳どく、
於お他た方ほう世せ界かい供く養よう諸しょ佛ぶつ、
於お彼ひ命みょう終じゅう來らい生しょう此し間かん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
有う菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ如にょ是ぜ功く徳どく、
於お兜と率そつ天てん上じょう、
聞もん彌み勒ろく菩ぼ薩さつ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
問もん其ご中ちゅう事じ、
於お彼ひ命みょう終じゅう來らい生しょう此し間かん。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく人にん先せん世せ聞もん是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
不ふ問もん其ご義ぎ。
是ぜ人にん若にゃく生しょう人にん中ちゅう、
心しん續ぞく疑ぎ悔げ難なん決けつ。
須しゅ菩ぼ提だい當とう知ち是ぜ人にん於お前ぜん世せ不ふ問もん所しょ致ち。
何が以い故こ。
於お是ぜ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ中ちゅう、
心しん疑ぎ悔げ難なん決けつ故こ。
復ぶ次じ須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく人にん先せん世せ若にゃく一いち日にち若にゃく二に日にち三さん日にち四し日にち五ご日にち、
聞もん是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
問もん其ご中ちゅう事じ、
而に不ふ隨ずい所しょ説せつ行ぎょう。
是ぜ人にん轉てん身しん續ぞく得とく聞もん深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
問もん其ご中ちゅう事じ信しん心しん無む礙げ。
若にゃく離り法ほっ師し不ふ復ぶ問もん難なん、
還げん爲い因いん縁えん所しょ牽けん、
失しつ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
何が以い故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
法ほう應おう爾に。
若にゃく人にん雖すい能のう問もん難なん是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
不ふ能のう隨ずい所しょ説せつ行ぎょう。
或わく時じ樂ぎょう聞もん深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
或わく時じ不ふ樂ぎょう。
其ご心しん輕きょう躁そう如にょ少しょう㲲ちょう毳ぜい。
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ新しん發ほつ大だい乘じょう。
是ぜ菩ぼ薩さつ信しん心しん清しょう淨じょう。
若にゃく不ふ爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ所しょ護ご、
於お二に地じ中ちゅう當とう墮だ一いっ處しょ、
若にゃく聲しょう聞もん地じ若にゃく辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ船せん喩ゆ品ほん 第だい十じゅう四し
爾に時じ、佛ぶつ告ごう須しゅ菩ぼ提だい。
譬ひ如にょ大だい海かい中ちゅう船せん卒そつ破は、
其ご中ちゅう人にん若にゃく不ふ取しゅ木もく、
若にゃく板はん、
若にゃく浮ふ嚢のう、
若にゃく死し屍し。
當とう知ち是ぜ人にん不ふ到とう彼ひ岸がん沒もっ水すい而に死し。
須しゅ菩ぼ提だい、
其ご中ちゅう人にん若にゃく取しゅ木もく板はん浮ふ嚢のう死し屍し、
當とう知ち是ぜ人にん不ふ沒もっ水すい死し、
安あん隱のん無む惱のう得とく至し彼ひ岸がん。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん有う忍にん有う樂ぎょう有う淨じょう心しん有う深じん心しん有う欲よく有う解げ有う捨しゃ有う精しょう進じん。
不ふ取しゅ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
當とう知ち是ぜ人にん中ちゅう道どう退たい沒もつ、
墮だ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
若にゃく菩ぼ薩さつ於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん有う忍にん有う樂ぎょう有う淨じょう心しん有う深じん心しん有う欲よく有う解げ有う捨しゃ有う精しょう進じん。
取しゅ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ、
爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ所しょ守しゅ護ご故こ、
中ちゅう道どう不ふ退たい、
過か聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ、
當とう住じゅう阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ有う人にん持じ坏はい瓶びょう詣けい河が井しょう池ち泉せん取しゅ水すい。
當とう知ち是ぜ瓶びょう爛らん壞え不ふ久きゅう還げん歸き於お地じ。
何が以い故こ。
瓶びょう未み熟じゅく故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん有う忍にん有う樂ぎょう有う淨じょう心しん有う深じん心しん有う欲よく有う解げ有う捨しゃ有う精しょう進じん。
不ふ爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ。
當とう知ち是ぜ人にん未み得とく薩さつ婆ば若にゃ中ちゅう道どう退たい轉てん。
須しゅ菩ぼ提だい、
云うん何が爲い菩ぼ薩さつ中ちゅう道どう退たい轉てん。
所しょ謂い若にゃく墮だ聲しょう聞もん地じ、
若にゃく墮だ辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ有う人にん持じ熟じゅく瓶びょう詣けい河が井しょう池ち泉せん取しゅ水すい。
當とう知ち是ぜ瓶びょう堅けん固ご不ふ壞え持じ水すい而に歸き。
何が以い故こ。
是ぜ瓶びょう熟じゅく故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん有う忍にん有う樂ぎょう有う淨じょう心しん有う深じん心しん有う欲よく有う解げ有う捨しゃ有う精しょう進じん。
爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ。
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ不ふ中ちゅう道どう退たい轉てん、
安あん隱のん得とく到とう薩さつ婆ば若にゃ。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ大だい海かい中ちゅう船せん未み被ひ莊しょう治じ、
推すい著じゃく水すい邊へん載さい諸しょ財ざい物もつ。
當とう知ち是ぜ船せん中ちゅう道どう漏ろう沒もつ散さん失しつ財ざい物もつ。
以い是ぜ賈こ客かく無む方ほう便べん故こ、
多た失しつ財ざい物もつ自じ致ち憂う惱のう。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん乃ない至し進じん。
不ふ爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ、
未み到とう薩さつ婆ば若にゃ、
中ちゅう道どう而に退たい失しつ於お大だい寶ほう、
而に自じ憂う惱のう失しつ大だい珍ちん寶ぽう。
中ちゅう道どう沒もつ者しゃ、
墮だ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
失しつ大だい珍ちん寶ぽう者しゃ、
失しつ薩さつ婆ば若にゃ寶ほう。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ大だい海かい邊へん船せん莊しょう治じ堅けん牢ろう、
推すい著じゃく水すい中ちゅう載さい諸しょ財ざい物もつ。
當とう知ち是ぜ船せん不ふ中ちゅう道どう沒もつ、
隨ずい所しょ至し處しょ必ひつ能のう得とく到とう。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん乃ない至し進じん。
爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ、
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ、
不ふ中ちゅう道どう退たい轉てん於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
何が以い故こ。
須しゅ菩ぼ提だい、
法ほう應おう爾に。
若にゃく菩ぼ薩さつ於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん乃ない至し進じん、
爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ、
不ふ墮だ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ、
但たん以い是ぜ諸しょ功く徳どく向こう阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
須しゅ菩ぼ提だい、
譬ひ如にょ老ろう人にん年ねん百ひゃく二に十じゅう而に有う雜ぞう病びょう風ふう寒かん冷れい熱ねつ。
須しゅ菩ぼ提だい、
於お意い云うん何が。
是ぜ人にん能のう從じゅう床しょう起き不ふ。
不ふ也や世せ尊そん。
須しゅ菩ぼ提だい、
是ぜ人にん或わく時じ能のう起き。
世せ尊そん、
假け令りょう能のう起き不ふ能のう遠おん行ぎょう若にゃく十じゅう里り二に十じゅう里り。
何が以い故こ。
是ぜ人にん已い爲い老ろう病びょう所しょ侵しん、
雖すい復ぶ能のう起き不ふ能のう遠おん行ぎょう。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
雖すい發ほつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい心しん乃ない至し有う精しょう進じん、
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい有う信しん乃ない至し有う進じん。
不ふ爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ、
未み得とく薩さつ婆ば若にゃ、
中ちゅう道どう退たい轉てん、
墮だ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
須しゅ菩ぼ提だい、
是ぜ百ひゃく二に十じゅう歳さい老ろう人にん。
若にゃく有う風ふう寒かん冷れい熱ねつ之し病びょう欲よく從じゅう床しょう起き、
有う二に健けん人にん各かく扶ふ一いち腋やく、
安あん慰い之し言ごん、
隨ずい意い所しょ至し、
我が等とう好こう相そう扶ふ持じ、
勿もつ懼く中ちゅう道どう有う所しょ墜つい落らく。
須しゅ菩ぼ提だい、
菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ。
於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい、
有う信しん乃ない至し進じん。
爲い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ方ほう便べん所しょ護ご故こ、
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ不ふ中ちゅう道どう退たい轉てん、
能のう至し阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
小しょう品ほん般はん若にゃ經きょう卷けん第だい五ご
『小品般若波羅蜜經』卷第一(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第二(読誦用テキスト)
小品般若波羅蜜經: 卷第三(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第四(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第五(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第六(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第七(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第八(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第九(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第十(読誦用テキスト)
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