(小しょう品ほん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ經きょう 卷けん第だい九く
後ご秦しん龜き茲じ國こく三さん藏ぞう鳩く摩ま羅ら什じゅう譯やく
稱しょう揚よう菩ぼ薩さつ品ほん 第だい二に十じゅう三さん
爾に時じ須す菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。即そく是ぜ行ぎょう甚じん深じん義ぎ。」
佛ぶつ言ごん。
「如にょ是ぜ如にょ是ぜ。須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。即そく是ぜ行ぎょう甚じん深じん義ぎ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ所しょ爲い甚じん難なん。行ぎょう甚じん深じん義ぎ而に不ふ證しょう是ぜ義ぎ。
所しょ謂い若にゃく聲しょう聞もん地じ若にゃく辟びゃく支し佛ぶつ地じ。」
須す菩ぼ提だい言ごん。
「世せ尊そん。如にょ我が解げ佛ぶつ所しょ説せつ義ぎ。菩ぼ薩さつ所しょ行ぎょう不ふ難なん。
何が以い故こ。取しゅ證しょう者しゃ不ふ可か得とく。所しょ用よう取しゅ證しょう法ほう亦やく不ふ可か得とく。所しょ證しょう法ほう亦やく不ふ可か得とく。
若にゃく菩ぼ薩さつ聞もん如にょ是ぜ説せつ。不ふ驚きょう不ふ怖ふ不ふ沒もつ不ふ退たい。
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。亦やく不ふ見けん我が行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
如にょ是ぜ亦やく不ふ分ふん別べつ。當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ近ごん阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。遠おん離り聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
世せ尊そん。譬ひ如にょ虚こ空くう。不ふ作さく是ぜ念ねん是ぜ遠おん是ぜ近ごん。
何が以い故こ。虚こ空くう無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。不ふ作さく是ぜ念ねん。聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ去こ我が遠おん。阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい去こ我が近ごん。
何が以い故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。譬ひ如にょ幻げん所しょ化け人にん。不ふ作さく是ぜ念ねん。幻げん師し去こ我が近ごん觀かん者しゃ去こ我が遠おん。
何が以い故こ。世せ尊そん。幻げん所しょ化け人にん無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ不ふ作さく是ぜ念ねん。聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ去こ我が遠おん。阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい去こ我が近ごん。
何が以い故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。譬ひ如にょ影よう。不ふ作さく是ぜ念ねん。所しょ因いん去こ我が近ごん餘よ事じ去こ我が遠おん。
何が以い故こ。影よう無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。不ふ作さく是ぜ念ねん。聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ去こ我が遠おん。阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい去こ我が近ごん。
何が以い故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。如にょ如にょ來らい無む憎ぞう無む愛あい。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ無む憎ぞう無む愛あい。
世せ尊そん。如にょ如にょ來らい無む諸しょ分ふん別べつ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ無む諸しょ分ふん別べつ。
世せ尊そん。如にょ如にょ來らい所しょ化け人にん。不ふ作さく是ぜ念ねん。聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ去こ我が遠おん。阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい去こ我が近ごん。
何が以い故こ。如にょ來らい所しょ化け人にん無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。不ふ作さく是ぜ念ねん。聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ去こ我が遠おん。阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい去こ我が近ごん。
何が以い故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む分ふん別べつ故こ。
世せ尊そん。如にょ如にょ來らい所しょ化け人にん。隨ずい事じ能のう作さく而に無む分ふん別べつ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。隨ずい所しょ修しゅ習じゅう皆かい能のう成じょう辦べん而に無む所しょ分ふん別べつ。
世せ尊そん。譬ひ如にょ工く匠しょう於お機き關かん木もく人にん若にゃく男なん若にゃく女にょ隨ずい所しょ爲い事じ皆かい能のう成じょう辦べん而に無む分ふん別べつ。
世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。隨ずい所しょ修しゅ習じゅう皆かい能のう成じょう辦べん而に無む分ふん別べつ。」
須す菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。即そく是ぜ行ぎょう堅けん固ご義ぎ。」
佛ぶつ告ごく須す菩ぼ提だい。
「菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。即そく是ぜ行ぎょう堅けん固ご義ぎ。」
爾に時じ欲よく界かい諸しょ天てん子し作さく是ぜ念ねん。
(若にゃく人にん發ほつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい心しん。能のう行ぎょう如にょ是ぜ深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。而に不ふ證しょう實じつ際さい墮だ聲しょう聞もん地じ若にゃく辟びゃく支し佛ぶつ地じ。
當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ所しょ爲い甚じん難なん。一いち切さい世せ間けん所しょ應おう敬きょう禮らい。)
須す菩ぼ提だい語ご諸しょ天てん子し。
「菩ぼ薩さつ行ぎょう深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。而に不ふ取しゅ證しょう不ふ足そく爲い難なん。
若にゃく菩ぼ薩さつ爲い無む量りょう無む邊へん衆しゅ生じょう故こ發ほつ大だい莊しょう嚴ごん。而に衆しゅ生じょう畢ひつ竟きょう不ふ可か得とく。所しょ可か度ど者しゃ不ふ可か得とく。而に能のう發ほつ心しん我が當とう度ど之し。爾に乃ない爲い難なん。
諸しょ天てん子し。是ぜ人にん欲よく度ど衆しゅ生じょう爲い欲よく度ど虚こ空くう。
何が以い故こ。虚こ空くう離り故こ衆しゅ生じょう亦やく離り。是ぜ故こ當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ所しょ爲い甚じん難なん。無む衆しゅ生じょう而に爲い衆しゅ生じょう發ほつ大だい莊しょう嚴ごん。如にょ人にん與よ虚こ空くう共ぐ鬪とう。
佛ぶつ説せつ衆しゅ生じょう不ふ可か得とく。衆しゅ生じょう離り故こ。可か度ど者しゃ亦やく離り。
衆しゅ生じょう離り故こ色しき亦やく離り。衆しゅ生じょう離り故こ受じゅ想そう行ぎょう識しき亦やく離り。衆しゅ生じょう離り故こ一いち切さい法ほう亦やく離り。
若にゃく菩ぼ薩さつ聞もん如にょ是ぜ説せつ不ふ驚きょう不ふ怖ふ不ふ沒もつ不ふ退たい。當とう知ち是ぜ爲い行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。」
佛ぶつ問もん須す菩ぼ提だい。
「菩ぼ薩さつ何が因いん縁えん故こ。不ふ驚きょう不ふ怖ふ不ふ沒もつ不ふ退たい。」
須す菩ぼ提だい言ごん。
「世せ尊そん。空くう故こ不ふ沒もつ。無む所しょ有う故こ不ふ沒もつ。
何が以い故こ。沒もつ者しゃ不ふ可か得とく。沒もつ法ほう亦やく不ふ可か得とく。沒もつ處しょ亦やく不ふ可か得とく。
若にゃく菩ぼ薩さつ聞もん如にょ是ぜ説せつ不ふ驚きょう不ふ怖ふ不ふ沒もつ不ふ退たい。當とう知ち是ぜ爲い行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。」
佛ぶつ言ごん。
「須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。釋しゃく提だい桓かん因いん與よ梵ぼん天てん王のう衆しゅ生じょう主しゅ。自じ在ざい天てん王のう及ぎゅう諸しょ天てん子し皆かい共ぐ敬きょう禮らい。
須す菩ぼ提だい。不ふ但たん釋しゃく提だい桓かん因いん梵ぼん天てん王のう衆しゅ生じょう主しゅ自じ在ざい天てん王のう及ぎゅう諸しょ天てん子し敬きょう禮らい是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ菩ぼ薩さつ。
梵ぼん世せ諸しょ天てん梵ぼん輔ぶ天てん、梵ぼん衆しゅ天てん、大だい梵ぼん天てん、光こう天てん、少しょう光こう天てん、無む量りょう光こう天てん、光こう音おん天てん、淨じょう天てん、少しょう淨じょう天てん、無む量りょう淨じょう天てん、遍へん淨じょう天てん、無む陰おん天てん、福ふく生しょう天てん、廣こう果か天てん、無む廣こう天てん、無む熱ねつ天てん、妙みょう見けん天てん、善ぜん見けん天てん、無む小しょう天てん上じょう諸しょ天てん。皆かい敬きょう禮らい是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ菩ぼ薩さつ。
須す菩ぼ提だい。今こん現げん在ざい無む量りょう阿あ僧そう祇ぎ世せ界かい諸しょ佛ぶつ。皆かい念ねん是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ菩ぼ薩さつ。
須す菩ぼ提だい。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ。爲い諸しょ佛ぶつ所しょ念ねん。當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ即そく是ぜ阿あ毘び跋ばつ致ち。
須す菩ぼ提だい。假け令りょう如にょ恒ごう河が沙しゃ等とう世せ界かい衆しゅ生じょう皆かい作さく惡あく魔ま。一いち一いち化け作さく爾に所しょ惡あく魔ま。是ぜ諸しょ惡あく魔ま皆かい不ふ能のう壞え是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ菩ぼ薩さつ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ二に法ほう。惡あく魔ま不ふ能のう壞え。何が等とう二に。一いち者しゃ觀かん一いち切さい法ほう空くう。二に者しゃ不ふ捨しゃ一いち切さい衆しゅ生じょう。菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ是ぜ二に法ほう。惡あく魔ま不ふ能のう壞え。
須す菩ぼ提だい。復ぶ有う二に法ほう。惡あく魔ま不ふ能のう壞え。何が等とう二に。一いち者しゃ隨ずい説せつ能のう行ぎょう。二に者しゃ諸しょ佛ぶつ所しょ念ねん。菩ぼ薩さつ成じょう就じゅ是ぜ二に法ほう。
諸しょ天てん皆かい來らい供く養よう恭く敬きょう請しょう問もん安あん慰い。善ぜん男なん子し。汝にょ行ぎょう是ぜ行ぎょう。當とう疾しつ得とく佛ぶつ道どう。汝にょ行ぎょう是ぜ行ぎょう。無む救ぐ衆しゅ生じょう當とう爲い作さく救ぐ。無む舍しゃ衆しゅ生じょう當とう爲い作さく舍しゃ。無む依え衆しゅ生じょう當とう爲い作さく依え。無む洲しゅう衆しゅ生じょう當とう爲い作さく洲しゅう。無む究く竟きょう道どう衆しゅ生じょう當とう爲い作さく究く竟きょう道どう。無む歸き衆しゅ生じょう當とう爲い作さく歸き。無む明みょう衆しゅ生じょう爲い作さく光こう明みょう。無む趣しゅ衆しゅ生じょう當とう爲い作さく趣しゅ。
何が以い故こ。是ぜ菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ行ぎょう。成じょう就じゅ是ぜ四し功く徳どく。
現げん在ざい十じゅう方ほう無む量りょう無む邊へん阿あ僧そう祇ぎ世せ界かい諸しょ佛ぶつ。與よ比び丘く僧そう圍い繞にょう説せつ法ほう時じ。悉しつ皆かい稱しょう揚よう讃さん歎だん説せつ其ご名みょう字じ。
須す菩ぼ提だい。譬ひ如にょ我が今こん稱しょう揚よう讃さん歎だん實じつ相そう菩ぼ薩さつ説せつ其ご名みょう字じ。及ぎゅう餘よ菩ぼ薩さつ於お阿あ閦しゅく佛ぶつ所しょ。修しゅ行ぎょう梵ぼん行ぎょう不ふ離り是ぜ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ行ぎょう者しゃ。
如にょ是ぜ須す菩ぼ提だい。今こん現げん在ざい十じゅう方ほう諸しょ佛ぶつ。亦やく皆かい稱しょう揚よう讃さん歎だん。説せつ我が國こく中ちゅう諸しょ菩ぼ薩さつ名みょう修しゅ行ぎょう梵ぼん行ぎょう不ふ離り般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ行ぎょう者しゃ。」
須す菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。一いち切さい諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ。普ふ皆かい稱しょう揚よう讃さん歎だん諸しょ菩ぼ薩さつ不ふ。」
佛ぶつ言ごん。
「不ふ也や須す菩ぼ提だい。諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ有う稱しょう讃さん者しゃ有う不ふ稱しょう讃さん者しゃ。
須す菩ぼ提だい。諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ稱しょう揚よう讃さん歎だん諸しょ阿あ毘び跋ばつ致ち菩ぼ薩さつ。」
須す菩ぼ提だい言ごん。
「世せ尊そん。未み得とく阿あ毘び跋ばつ致ち者しゃ。諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ亦やく皆かい稱しょう揚よう讃さん歎だん不ふ。」
佛ぶつ言ごん。
「須す菩ぼ提だい。未み得とく阿あ毘び跋ばつ致ち者しゃ。諸しょ佛ぶつ亦やく有う稱しょう揚よう讃さん歎だん者しゃ。何が者しゃ是ぜ能のう隨ずい學がく阿あ閦しゅく佛ぶつ爲い菩ぼ薩さつ時じ所しょ行ぎょう道どう者しゃ。
如にょ是ぜ菩ぼ薩さつ雖すい未み得とく阿あ毘び跋ばつ致ち。亦やく爲い諸しょ佛ぶつ稱しょう揚よう讃さん歎だん。
須す菩ぼ提だい。有う能のう隨ずい學がく實じつ相そう菩ぼ薩さつ所しょ行ぎょう道どう者しゃ。如にょ是ぜ菩ぼ薩さつ雖すい未み得とく阿あ毘び跋ばつ致ち。亦やく爲い諸しょ佛ぶつ。稱しょう揚よう讃さん歎だん。
(復ぶく次じ須す菩ぼ提だい。有う菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。信しん解げ一いち切さい法ほう無む生しょう。而に未み得とく無む生しょう法ほう忍にん。信しん解げ一いち切さい法ほう空くう。而に於お阿あ毘び跋ばつ致ち地じ中ちゅう未み得とく自じ在ざい。能のう行ぎょう一いち切さい法ほう寂じゃく滅めつ相そう。而に未み入にゅう阿あ毘び跋ばつ致ち地じ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう者しゃ。諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ亦やく皆かい稱しょう揚よう讃さん歎だん。未み得とく阿あ毘び跋ばつ致ち。而に爲い諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ稱しょう揚よう讃さん歎だん者しゃ。則そく離り聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。近ごん於お佛ぶつ地じ。必ひつ得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい記き。
須す菩ぼ提だい。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。諸しょ佛ぶつ説せつ法ほう時じ稱しょう揚よう讃さん歎だん者しゃ。當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ必ひつ至し阿あ毘び跋ばつ致ち。」
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ 囑しょく累るい品ほん 第だい二に十じゅう四し
佛ぶつ告ごく須す菩ぼ提だい。
「若にゃく菩ぼ薩さつ聞もん是ぜ甚じん深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。信しん解げ不ふ疑ぎ不ふ悔け不ふ難なん。是ぜ菩ぼ薩さつ當とう於お阿あ閦しゅく佛ぶつ及ぎゅう諸しょ菩ぼ薩さつ所しょ。聞もん深じん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく復ぶく信しん解げ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ若にゃく能のう信しん解げ如にょ佛ぶつ所しょ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。是ぜ人にん必ひつ至し阿あ毘び跋ばつ致ち。
須す菩ぼ提だい。若にゃく人にん但たん聞もん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。尚しょう得とく饒にょう益やく。何が況きょう信しん解げ如にょ所しょ説せつ行ぎょう。當とう住じゅう薩さつ婆ば若にゃ。」
須す菩ぼ提だい白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。若にゃく離り如にょ更きょう無む法ほう可か得とく。誰すい當とう住じゅう薩さつ婆ば若にゃ。誰すい當とう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。誰すい當とう説せつ法ほう。」
佛ぶつ告ごく須す菩ぼ提だい。
「汝にょ所しょ問もん。離り如にょ更きょう無む法ほう可か得とく。誰すい當とう住じゅう薩さつ婆ば若にゃ。誰すい當とう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。誰すい當とう説せつ法ほう者しゃ。
如にょ是ぜ如にょ是ぜ。須す菩ぼ提だい。離り如にょ更きょう無む法ほう住じゅう如にょ中ちゅう。如にょ尚しょう不ふ可か得とく。何が況きょう住じゅう如にょ者しゃ。如にょ不ふ能のう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。離り如にょ亦やく不ふ能のう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。如にょ無む説せつ法ほう者しゃ。離り如にょ亦やく無む説せつ法ほう者しゃ。」
爾に時じ釋しゃく提だい桓かん因いん白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。無む住じゅう如にょ者しゃ。無む得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい者しゃ。無む説せつ法ほう者しゃ。而に菩ぼ薩さつ聞もん是ぜ深じん法ほう。不ふ疑ぎ不ふ悔け不ふ難なん。而に欲よく得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。是ぜ爲い甚じん難なん。」
須す菩ぼ提だい語ご釋しゃく提だい桓かん因いん。
「憍きょう尸し迦か。如にょ所しょ説せつ菩ぼ薩さつ聞もん是ぜ深じん法ほう。不ふ疑ぎ不ふ悔け不ふ難なん。欲よく得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。是ぜ爲い甚じん難なん者しゃ。憍きょう尸し迦か。一いち切さい法ほう空くう。此し中ちゅう誰すい當とう疑ぎ悔け難なん者しゃ。」
釋しゃく提だい桓かん因いん語ご須す菩ぼ提だい。
「如にょ所しょ説せつ者しゃ。皆かい因いん於お空くう而に無む所しょ礙げ。譬ひ如にょ仰ごう射しゃ虚こ空くう箭せん去こ無む礙げ。須す菩ぼ提だい。所しょ説せつ無む礙げ亦やく如にょ是ぜ。」
爾に時じ釋しゃく提だい桓かん因いん白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。我が如にょ是ぜ説せつ如にょ是ぜ答とう。爲い隨ずい如にょ來らい説せつ隨ずい法ほう答とう不ふ。」
佛ぶつ告ごく釋しゃく提だい桓かん因いん。
「憍きょう尸し迦か。汝にょ如にょ是ぜ説せつ如にょ是ぜ答とう。爲い隨ずい如にょ來らい説せつ。爲い隨ずい法ほう答とう。皆かい爲い正しょう答とう。
憍きょう尸し迦か。須す菩ぼ提だい所しょ説せつ皆かい因いん於お空くう。須す菩ぼ提だい尚しょう不ふ能のう得とく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。何が況きょう行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ者しゃ。尚しょう不ふ得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。何が況きょう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい者しゃ。尚しょう不ふ得とく薩さつ婆ば若にゃ。何が況きょう得とく薩さつ婆ば若にゃ者しゃ。尚しょう不ふ得とく如にょ何が況きょう得とく如にょ者しゃ。尚しょう不ふ得とく無む生しょう何が況きょう得とく無む生しょう者しゃ。尚しょう不ふ得とく諸しょ力りき。何が況きょう得とく諸しょ力りき者しゃ。尚しょう不ふ得とく無む所しょ畏い。何が況きょう得とく無む所しょ畏い者しゃ。尚しょう不ふ得とく法ほう。何が況きょう説せつ法ほう者しゃ。
憍きょう尸し迦か。須す菩ぼ提だい常じょう樂ぎょう遠おん離り。樂ぎょう無む所しょ得とく行ぎょう。
憍きょう尸し迦か。是ぜ須す菩ぼ提だい所しょ行ぎょう於お菩ぼ薩さつ所しょ行ぎょう。百ひゃく分ふん不ふ及ぎゅう一いち。百ひゃく千せん萬まん億おく分ふん不ふ及ぎゅう一いち。乃ない至し算さん數じゅ譬ひ喩ゆ所しょ不ふ能のう及ぎゅう。
憍きょう尸し迦か。唯ゆい除じ如にょ來らい所しょ行ぎょう。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。於お餘よ行ぎょう中ちゅう最さい大だい最さい勝しょう最さい上じょう最さい妙みょう。菩ぼ薩さつ所しょ行ぎょう亦やく於お聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ所しょ行ぎょう。最さい大だい最さい勝しょう最さい上じょう最さい妙みょう。是ぜ故こ憍きょう尸し迦か。若にゃく人にん欲よく於お一いち切さい衆しゅ生じょう中ちゅう最さい上じょう者しゃ。當とう行ぎょう菩ぼ薩さつ所しょ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。」
爾に時じ會え中ちゅう忉とう利り諸しょ天てん子し。以い天てん曼まん陀だ羅ら華け散さん佛ぶつ上じょう。六ろく百ひゃく比び丘く從じゅう座ざ而に起き。偏へん袒だん右う肩けん右う膝しつ著ちゃく地じ。合ごう掌しょう向こう佛ぶつ。
佛ぶつ神じん力りき故こ花け悉しつ滿まん掬きく。即そく以い此し華け散さん佛ぶつ上じょう。散さん已い作さく是ぜ言ごん。
「世せ尊そん。我が等とう皆かい當とう行ぎょう是ぜ上じょう行ぎょう。」
佛ぶつ即そく微み笑しょう。諸しょ佛ぶつ常じょう法ほう若にゃく微み笑しょう時じ。青しょう黄おう赤しゃく白びゃく無む量りょう色しき光こう。從じゅう口く而に出しゅつ。是ぜ諸しょ光こう明みょう。遍へん照しょう無む量りょう無む邊へん世せ界かい。上じょう至し梵ぼん天てん。還げん遶にょう身しん三さん匝そう從じゅう頂ちょう上じょう入にゅう。
阿あ難なん即そく從じゅう座ざ而に起き。偏へん袒だん右う肩けん右う膝しつ著ちゃく地じ。合ごう掌しょう向こう佛ぶつ白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。何が因いん縁えん故こ微み笑しょう。諸しょ佛ぶつ不ふ以い無む因いん縁えん而に笑しょう。」
佛ぶつ告ごく阿あ難なん。
「是ぜ六ろく百ひゃく比び丘く當とう於お星しょう宿しゅく劫ごう得とく成じょう佛ぶつ同どう號ごう散さん花け。阿あ難なん。是ぜ諸しょ如にょ來らい比び丘く僧そう數じゅ悉しつ皆かい同どう等とう。壽じゅ命みょう亦やく等とう倶ぐ二に萬まん劫ごう。
彼ひ諸しょ比び丘く從じゅう是ぜ已い後ご。在ざい所しょ生しょう處しょ常じょう得とく出しゅつ家け。其ご世せ界かい常じょう雨う五ご色しき好こう華け。是ぜ故こ阿あ難なん。若にゃく人にん欲よく行ぎょう上じょう行ぎょう。當とう行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。若にゃく菩ぼ薩さつ欲よく行ぎょう如にょ來らい行ぎょう。當とう行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
阿あ難なん。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。當とう知ち是ぜ人にん從じゅう人にん間けん命みょう終じゅう。若にゃく於お兜と術じゅつ天てん上じょう命みょう終じゅう來らい生しょう人にん間けん。
何が以い故こ。人にん中ちゅう兜と術じゅつ天てん上じょう。行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ易い故こ。
阿あ難なん。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。信しん樂ぎょう受じゅ持じ讀どく誦じゅ書しょ寫しゃ。書しょ寫しゃ已い以い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。示じ教きょう利り喜き諸しょ餘よ菩ぼ薩さつ。當とう知ち是ぜ人にん爲い如にょ來らい所しょ見けん。當とう知ち是ぜ人にん於お諸しょ佛ぶつ所しょ種しゅ諸しょ善ぜん根ごん。不ふ於お弟だい子し所しょ種しゅ善ぜん根ごん。
阿あ難なん。若にゃく菩ぼ薩さつ學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。不ふ驚きょう不ふ畏い信しん樂ぎょう受じゅ持じ讀どく誦じゅ如にょ所しょ説せつ行ぎょう。當とう知ち是ぜ人にん至し現げん在ざい佛ぶつ所しょ。若にゃく有う信しん般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。不ふ謗ほう不ふ逆ぎゃく。當とう知ち是ぜ人にん已い供く養よう諸しょ佛ぶつ。
阿あ難なん。若にゃく人にん於お佛ぶつ所しょ種しゅ善ぜん根ごん。求ぐ阿あ羅ら漢かん辟びゃく支し佛ぶつ。是ぜ善ぜん根ごん不ふ虚こ。亦やく不ふ離り般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。是ぜ故こ阿あ難なん。我が今こん以い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ囑しょく累るい於お汝にょ。
阿あ難なん。我が所しょ説せつ法ほう。唯ゆい除じ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。有う所しょ受じゅ持じ。若にゃく忘もう失しつ其ご過か尚しょう少しょう。汝にょ若にゃく受じゅ持じ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。乃ない至し忘もう失しつ一いち句く其ご過か甚じん重じゅう。
是ぜ故こ阿あ難なん。我が以い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ囑しょく累るい於お汝にょ。汝にょ所しょ聞もん受じゅ持じ。皆かい應おう讀どく誦じゅ悉しつ令りょう通つう利り善ぜん念ねん在ざい心しん。當とう令りょう章しょう句く分ふん明みょう。
何が以い故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ是ぜ過か去こ未み來らい現げん在ざい諸しょ佛ぶつ法ほう藏ぞう故こ。
阿あ難なん。若にゃく人にん於お今こん現げん在ざい。欲よく以い慈じ心しん恭く敬きょう供く養よう我が者しゃ。是ぜ人にん當とう以い是ぜ心しん供く養よう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ受じゅ持じ讀どく誦じゅ如にょ所しょ説せつ行ぎょう。即そく是ぜ供く養よう於お我が。
阿あ難なん。是ぜ人にん不ふ但たん供く養よう於お我が。亦やく爲い恭く敬きょう供く養よう過か去こ未み來らい現げん在ざい諸しょ佛ぶつ。阿あ難なん。汝にょ若にゃく愛あい重じゅう不ふ捨しゃ於お我が。亦やく應おう如にょ是ぜ愛あい重じゅう不ふ捨しゃ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。乃ない至し一いち句く愼しん莫まく忘もう失しつ。
阿あ難なん。我が爲い囑しょく累るい般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ因いん縁えん故こ。若にゃく於お一いち劫ごう百ひゃく劫ごう千せん萬まん億おく那な由ゆ他た劫ごう乃ない至し如にょ恒ごう河が沙しゃ等とう劫ごう説せつ不ふ可か盡じん。
阿あ難なん。今こん但たん略りゃく説せつ。如にょ我が今こん爲い大だい師し。過か去こ現げん在ざい十じゅう方ほう諸しょ佛ぶつ。於お一いち切さい世せ間けん天てん人にん阿あ修しゅ羅ら中ちゅう。亦やく爲い大だい師し。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく於お一いち切さい世せ間けん天てん人にん阿あ修しゅ羅ら中ちゅう。而に作さく大だい師し。有う如にょ是ぜ等とう無む量りょう因いん縁えん故こ。我が於お一いち切さい世せ間けん天てん人にん。阿あ修しゅ羅ら中ちゅう。以い般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ囑しょく累るい於お汝にょ。」
佛ぶつ告ごく阿あ難なん。
「若にゃく人にん愛あい重じゅう佛ぶつ愛あい重じゅう法ほう愛あい重じゅう僧そう。愛あい重じゅう過か去こ未み來らい現げん在ざい諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。當とう以い是ぜ愛あい重じゅう愛あい重じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。此し則そく是ぜ我が所しょ用よう教きょう化け。阿あ難なん。若にゃく有う人にん受じゅ持じ讀どく誦じゅ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。當とう知ち是ぜ人にん則そく爲い受じゅ持じ過か去こ未み來らい現げん在ざい諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
阿あ難なん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ欲よく斷だん絶ぜつ時じ。若にゃく欲よく護ご助じょ者しゃ。是ぜ人にん則そく是ぜ護ご助じょ過か去こ未み來らい現げん在ざい諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
何が以い故こ。阿あ難なん。諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。皆かい從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう。阿あ難なん。若にゃく過か去こ諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。皆かい從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう。未み來らい諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。亦やく從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう。現げん在ざい無む量りょう阿あ僧そう祇ぎ世せ界かい諸しょ佛ぶつ阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。亦やく從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう。
是ぜ故こ阿あ難なん。若にゃく菩ぼ薩さつ欲よく得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。當とう善ぜん學がく六ろく波は羅ら蜜みつ。何が以い故こ。阿あ難なん。諸しょ波は羅ら蜜みつ是ぜ諸しょ菩ぼ薩さつ母も能のう生しょう諸しょ佛ぶつ。若にゃく菩ぼ薩さつ學がく是ぜ六ろく波は羅ら蜜みつ。當とう得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。是ぜ故こ阿あ難なん。我が以い六ろく波は羅ら蜜みつ重じゅう囑しょく累るい汝にょ。何が以い故こ。是ぜ六ろく波は羅ら蜜みつ是ぜ諸しょ佛ぶつ無む盡じん法ほう藏ぞう。
阿あ難なん。汝にょ若にゃく因いん小しょう乘じょう法ほう爲い小しょう乘じょう人にん説せつ。三さん千せん大だい千せん世せ界かい衆しゅ生じょう。皆かい以い是ぜ法ほう證しょう阿あ羅ら漢かん。汝にょ爲い弟だい子し功く徳どく蓋がい少しょう不ふ足そく言ごん。若にゃく以い六ろく波は羅ら蜜みつ爲い菩ぼ薩さつ説せつ。汝にょ爲い弟だい子し功く徳どく具ぐ足そく。我が則そく喜き悦えつ。
阿あ難なん。若にゃく人にん以い是ぜ小しょう乘じょう法ほう。教きょう三さん千せん大だい千せん世せ界かい衆しゅ生じょう得とく阿あ羅ら漢かん證しょう。是ぜ諸しょ布ふ施せ持じ戒かい修しゅ善ぜん福ふく徳どく。寧にょう爲い多た不ふ。」
阿あ難なん言ごん。
「甚じん多た世せ尊そん。」
佛ぶつ告ごく阿あ難なん。
「是ぜ福ふく雖すい多た不ふ如にょ聲しょう聞もん人にん爲い菩ぼ薩さつ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ乃ない至し一いち日にち。其ご福ふく甚じん多た。
阿あ難なん。置ち此し一いち日にち。若にゃく從じゅう旦たん至し食じき時じ。置ち從じゅう旦たん至し食じき時じ。乃ない至し一いち漏ろ刻こく頃きょう。置ち是ぜ一いち漏ろ刻こく頃きょう。乃ない至し須す臾ゆ。爲い菩ぼ薩さつ説せつ法ほう。是ぜ人にん於お一いち切さい聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ善ぜん根ごん福ふく徳どく不ふ可か相そう比ひ。若にゃく菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう如にょ是ぜ念ねん。於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。退たい轉てん者しゃ無む有う是ぜ處しょ。」
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ 見けん阿あ閦しゅく佛ぶつ品ほん 第だい二に十じゅう五ご
佛ぶつ説せつ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。是ぜ時じ會え中ちゅう四し衆しゅ比び丘く比び丘く尼に優う婆ば塞そく優う婆ば夷い。天てん龍りゅう夜や叉しゃ乾けん闥だつ婆ば阿あ修しゅ羅ら迦か樓ろう羅ら緊きん那な羅ら摩ま睺ごう羅ら伽ぎゃ人にん非ひ人にん等とう。佛ぶつ神じん力りき故こ。見けん阿あ閦しゅく佛ぶつ在ざい大だい會え中ちゅう恭く敬きょう圍い繞にょう而に爲い説せつ法ほう。如にょ大だい海かい水すい不ふ可か移い動どう。
時じ諸しょ比び丘く皆かい阿あ羅ら漢かん。諸しょ漏ろ已い盡じん無む復ぶく煩ぼん惱のう心しん得とく自じ在ざい。及ぎゅう諸しょ菩ぼ薩さつ摩ま訶か薩さつ其ご數じゅ無む量りょう。佛ぶつ攝しょう神じん力りき。大だい會え四し衆しゅ等とう皆かい不ふ復ぶく見けん阿あ閦しゅく如にょ來らい及ぎゅう聲しょう聞もん菩ぼ薩さつ國こく界かい嚴ごん飾じき。
佛ぶつ告ごく阿あ難なん。
「一いち切さい法ほう亦やく如にょ是ぜ。不ふ與よ眼げん作さく對たい。如にょ今こん阿あ閦しゅく佛ぶつ及ぎゅう阿あ羅ら漢かん諸しょ菩ぼ薩さつ衆しゅ皆かい不ふ復ぶく現げん。何が以い故こ。法ほう不ふ見けん法ほう。法ほう不ふ知ち法ほう。
阿あ難なん。一いち切さい法ほう非ひ知ち者しゃ非ひ見けん者しゃ無む作さく者しゃ無む貪とん著じゃく不ふ分ふん別べつ故こ。阿あ難なん。一いち切さい法ほう不ふ可か思し議ぎ。猶ゆ如にょ幻げん人にん。一いち切さい法ほう無む受じゅ者しゃ不ふ堅けん牢ろう故こ。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう者しゃ。名みょう爲い行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。於お法ほう亦やく無む所しょ著じゃく。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ學がく者しゃ。名みょう爲い學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
阿あ難なん。若にゃく菩ぼ薩さつ欲よく到とう一いち切さい法ほう彼ひ岸がん。當とう學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
何が以い故こ。阿あ難なん。學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。於お諸しょ學がく中ちゅう最さい爲い第だい一いち。安あん樂らく利り益やく諸しょ世せ間けん故こ。
阿あ難なん。如にょ是ぜ學がく者しゃ。無む依え止し者しゃ。爲い作さく依え止し。如にょ是ぜ學がく者しゃ。諸しょ佛ぶつ所しょ許こ諸しょ佛ぶつ所しょ讃さん。諸しょ佛ぶつ如にょ是ぜ學がく已い。能のう以い足そく指し震しん動どう三さん千せん大だい千せん世せ界かい。阿あ難なん。諸しょ佛ぶつ學がく是ぜ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。於お過か去こ未み來らい現げん在ざい一いち切さい法ほう中ちゅう。得とく無む礙げ知ち見けん。
阿あ難なん。是ぜ故こ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ最さい上じょう最さい妙みょう。阿あ難なん。若にゃく欲よく稱しょう量りょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。即そく是ぜ稱しょう量りょう虚こ空くう。何が以い故こ。是ぜ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む量りょう故こ。阿あ難なん。我が不ふ説せつ有う般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ有う限げん有う量りょう。阿あ難なん。名みょう字じ章しょう句く語ご言ごん有う量りょう。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む量りょう。」
爾に時じ須す菩ぼ提だい作さく是ぜ念ねん。是ぜ事じ甚じん深じん我が當とう問もん佛ぶつ。即そく白びゃく佛ぶつ言ごん。
「世せ尊そん。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む盡じん耶や。」
佛ぶつ言ごん。
「須す菩ぼ提だい。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む盡じん。虚こ空くう無む盡じん故こ。般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ無む盡じん。」
須す菩ぼ提だい言ごん。
「世せ尊そん。應おう云うん何が出しゅっ生しょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。」
(
佛ぶつ言ごん。
「須す菩ぼ提だい。色しき無む盡じん故こ是ぜ生しょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。受じゅ想そう行ぎょう識しき無む盡じん故こ是ぜ生しょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ坐ざ道どう場じょう時じ。如にょ是ぜ觀かん一いち因いん縁えん。離り於お二に邊へん。是ぜ爲い菩ぼ薩さつ不ふ共ぐ之し法ほう。
若にゃく菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ觀かん因いん縁えん法ほう。不ふ墮だ聲しょう聞もん辟びゃく支し佛ぶつ地じ。疾しつ近ごん薩さつ婆ば若にゃ必ひつ得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。
須す菩ぼ提だい。若にゃく諸しょ菩ぼ薩さつ有う退たい轉てん者しゃ。不ふ得とく如にょ是ぜ念ねん。不ふ知ち菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。云うん何が以い無む盡じん法ほう觀かん十じゅう二に因いん縁えん。
須す菩ぼ提だい。若にゃく諸しょ菩ぼ薩さつ有う退たい轉てん者しゃ。不ふ得とく如にょ是ぜ方ほう便べん之し力りき。
須す菩ぼ提だい。若にゃく諸しょ菩ぼ薩さつ不ふ退たい轉てん者しゃ。皆かい得とく如にょ是ぜ方ほう便べん之し力りき。所しょ謂い菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。以い如にょ是ぜ無む盡じん法ほう觀かん十じゅう二に因いん縁えん。
若にゃく菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ觀かん時じ。不ふ見けん諸しょ法ほう無む因いん縁えん生しょう。亦やく不ふ見けん諸しょ法ほう常じょう。不ふ見けん諸しょ法ほう作さく者しゃ受じゅ者しゃ。
須す菩ぼ提だい。是ぜ名みょう菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ觀かん十じゅう二に因いん縁えん法ほう。
須す菩ぼ提だい。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ。不ふ見けん色しき。不ふ見けん受じゅ想そう行ぎょう識しき。不ふ見けん此し佛ぶつ世せ界かい。不ふ見けん彼ひ佛ぶつ世せ界かい。亦やく不ふ見けん有う法ほう見けん此し佛ぶつ世せ界かい彼ひ佛ぶつ世せ界かい。
須す菩ぼ提だい。若にゃく有う菩ぼ薩さつ能のう如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。是ぜ時じ惡あく魔ま憂う愁しゅう如にょ箭せん入にっ心しん。譬ひ如にょ新しん喪そう父ぶ母も甚じん大だい憂う毒どく。菩ぼ薩さつ亦やく如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。惡あく魔ま甚じん大だい憂う毒どく。」
須す菩ぼ提だい言ごん。
「世せ尊そん。但たん一いち惡あく魔ま愁しゅう毒どく。三さん千せん世せ界かい惡あく魔ま皆かい悉しつ愁しゅう毒どく耶や。」
佛ぶつ言ごん。
「須す菩ぼ提だい。是ぜ諸しょ惡あく魔ま皆かい悉しつ憂う毒どく。各かく於お坐ざ處しょ不ふ能のう自じ安あん。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。一いち切さい世せ間けん天てん人にん阿あ修しゅ羅ら無む能のう得とく便べん。不ふ見けん有う法ほう可か退たい者しゃ。是ぜ故こ須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ欲よく得とく阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。當とう如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ。則そく具ぐ足そく檀だん波は羅ら蜜みつ、尸し羅ら波は羅ら蜜みつ、羼せん提だい波は羅ら蜜みつ、毘び梨り耶や波は羅ら蜜みつ、禪ぜん波は羅ら蜜みつ。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ。則そく具ぐ足そく諸しょ波は羅ら蜜みつ。亦やく能のう具ぐ足そく方ほう便べん力りき。是ぜ菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。諸しょ有う所しょ作さく生しょう便べん能のう知ち。是ぜ故こ須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ欲よく得とく方ほう便べん力りき者しゃ。當とう學がく般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。當とう修しゅ般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。
須す菩ぼ提だい。若にゃく菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。生しょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ時じ。應おう念ねん現げん在ざい無む量りょう無む邊へん世せ界かい諸しょ佛ぶつ。諸しょ佛ぶつ薩さつ婆ば若にゃ智ち。皆かい從じゅう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ生しょう。菩ぼ薩さつ如にょ是ぜ念ねん時じ。應おう如にょ是ぜ思し惟ゆい。如にょ十じゅっ方ぽう諸しょ佛ぶつ所しょ得とく諸しょ法ほう相そう。我が亦やく當とう得とく。須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ應おう生しょう如にょ是ぜ念ねん。
須す菩ぼ提だい。若にゃく菩ぼ薩さつ能のう生しょう如にょ是ぜ念ねん。乃ない至し彈たん指じ頃きょう。勝しょう於お如にょ恒ごう河が沙しゃ劫ごう布ふ施せ福ふく徳どく。何が況きょう一いち日にち半はん日にち。當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ必ひつ至し阿あ毘び跋ばつ致ち。當とう知ち是ぜ菩ぼ薩さつ爲い諸しょ佛ぶつ所しょ念ねん。須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ爲い諸しょ佛ぶつ所しょ念ねん者しゃ。不ふ生しょう餘よ處しょ。必ひつ當とう立りゅう於お阿あ耨のく多た羅ら三さん藐みゃく三さん菩ぼ提だい。是ぜ菩ぼ薩さつ終しゅう不ふ墮だ三さん惡まく道どう。常じょう生しょう好こう處しょ不ふ離り諸しょ佛ぶつ。
須す菩ぼ提だい。菩ぼ薩さつ行ぎょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。生しょう般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ。乃ない至し彈たん指じ頃きょう得とく如にょ是ぜ功く徳どく。何が況きょう一いち日にち若にゃく過か一いち日にち。如にょ香こう象ぞう菩ぼ薩さつ。今こん在ざい阿あ閦しゅく佛ぶつ所しょ行ぎょう菩ぼ薩さつ道どう。常じょう不ふ離り般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ行ぎょう。」
説せつ是ぜ法ほう時じ諸しょ比び丘く衆しゅ一いち切さい大だい會え天てん人にん阿あ修しゅ羅ら。皆かい大だい歡かん喜ぎ。
摩ま訶か般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ 隨ずい知ち品ほん 第だい二に十じゅう六ろく
佛ぶつ告ごく須す菩ぼ提だい。
「一いち切さい法ほう無む分ふん別べつ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む壞え。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう但たん假け名みょう字じ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう以い言ごん説せつ故こ有う。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
又う此し言ごん説せつ。無む所しょ有う無む處しょ所しょ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう虚こ假け爲い用よう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む量りょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
色しき無む量りょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
受じゅ想そう行ぎょう識しき無む量りょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む相そう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう通つう達だつ相そう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう本ほん來らい清しょう淨じょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む言ごん説せつ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう同どう於お滅めつ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう如にょ涅ね槃はん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう不ふ來らい不ふ去こ無む所しょ生しょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む彼ひ我が。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
賢げん聖しょう畢ひっ竟きょう清しょう淨じょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
捨しゃ一いち切さい檐たん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。何が以い故こ。色しき無む形ぎょう無む處しょ。自じ性しょう無む故こ。受じゅ想そう行ぎょう識しき無む形ぎょう無む處しょ。自じ性しょう無む故こ。
一いち切さい法ほう無む熱ねつ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む染ぜん無む離り。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。何が以い故こ。色しき無む所しょ有う故こ無む染ぜん無む離り。受じゅ想そう行ぎょう識しき無む所しょ有う故こ無む染ぜん無む離り。
一いち切さい法ほう性しょう清しょう淨じょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう無む繋け著じゃく。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう是ぜ菩ぼ提だい覺かく以い佛ぶつ慧え。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう空くう無む相そう無む作さく。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう是ぜ藥やく慈じ心しん爲い首しゅ。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう梵ぼん相そう慈じ相そう無む過か無む恚い。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
大だい海かい無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
虚こ空くう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
日にっ照しょう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
色しき離り。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
受じゅ想そう行ぎょう識しき離り。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい音おん聲じょう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
諸しょ性しょう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
集じゅう無む量りょう善ぜん法ほう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
一いち切さい法ほう三さん昧まい無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
佛ぶつ法ほう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
法ほう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
空くう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
心しん心しん數じゅ法ほう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
諸しょ心しん所しょ行ぎょう無む邊へん。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
善ぜん法ほう無む量りょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
不ふ善ぜん法ほう無む量りょう。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。
如にょ師し子し吼く。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。何が以い故こ。
色しき如にょ大だい海かい受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ大だい海かい。
色しき如にょ虚こ空くう受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ虚こ空くう。
色しき如にょ須しゅ彌み山せん莊しょう嚴ごん。受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ須しゅ彌み山せん莊しょう嚴ごん。
色しき如にょ日にっ光こう。受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ日にっ光こう。
色しき如にょ聲しょう無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ聲しょう無む邊へん。
色しき如にょ衆しゅ生じょう性しょう無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ衆しゅ生じょう性しょう無む邊へん。
色しき如にょ地じ受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ地じ。
色しき如にょ水すい受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ水すい。
色しき如にょ火か受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ火か。
色しき如にょ風ふう受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ風ふう。
色しき如にょ空くう種しゅ。受じゅ想そう行ぎょう識しき如にょ空くう種しゅ。
色しき離り集じゅう善ぜん相そう。受じゅ想そう行ぎょう識しき離り集じゅう善ぜん相そう。
色しき離り和わ合ごう法ほう。受じゅ想そう行ぎょう識しき離り和わ合ごう法ほう。
色しき三さん昧まい故こ無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき三さん昧まい故こ無む邊へん。
色しき色しき離り色しき性しょう色しき如にょ是ぜ佛ぶつ法ほう。受じゅ想そう行ぎょう識しき識しき離り識しき性しょう識しき如にょ是ぜ佛ぶつ法ほう。
色しき相そう無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき相そう無む邊へん。
色しき空くう無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき空くう無む邊へん。
色しき心しん所しょ行ぎょう故こ無む邊へん。受じゅ想そう行ぎょう識しき心しん所しょ行ぎょう故こ無む邊へん。
色しき中ちゅう善ぜん不ふ善ぜん不ふ可か得とく。受じゅ想そう行ぎょう識しき中ちゅう善ぜん不ふ善ぜん不ふ可か得とく。
色しき不ふ可か壞え。受じゅ想そう行ぎょう識しき不ふ可か壞え。
色しき是ぜ師し子し吼く。受じゅ想そう行ぎょう識しき是ぜ師し子し吼く。當とう知ち般はん若にゃ波は羅ら蜜みつ亦やく如にょ是ぜ。」
小しょう品ほん般はん若にゃ經きょう卷けん第だい九く
)
『小品般若波羅蜜經』卷第一(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第二(読誦用テキスト)
小品般若波羅蜜經: 卷第三(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第四(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第五(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第六(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第七(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第八(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第九(読誦用テキスト)
『小品般若波羅蜜經』卷第十(読誦用テキスト)
コメント